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回答先: 住民対立で政府の無策批判 ソロモン諸島の武装集団 投稿者 倉田佳典 日時 2000 年 6 月 05 日 20:04:09:
06/05 18:44 ソロモン諸島で武装ほう起 軟禁の首相が辞意表明 外信81 #01
【シドニー5日共同】住民対立が続く南太平洋のソロモン諸島の
首都ホニアラ(ガダルカナル島)で五日未明、マライタ島系の武装
集団がほう起、政府機関などを占拠してウルファアル首相を軟禁し
た。
ニュージーランド外務省当局者によると、首相は武装集団の要求
に応じて辞意を表明。六日にも新内閣が発足するとの情報もある。
オーストラリアのABC放送などによると、武装集団は放送局を
通じて「住民対立に政府が適正な措置を取らなかったためにほう起
した」との声明を発表。警察の一部の協力も得て、ホニアラをほぼ
制圧したとしている。
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06/05 18:44 ソロモン 外信81 #02
AAP通信などによると、武装集団は「マライタ・イーグル・フ
ォース」と呼ばれ、ホニアラの警察署、政府機関などを急襲し、首
都機能をほぼ管理下に置いた。島外からの電話は不通となり、空港
も閉鎖された。
ガダルカナル島では一九九八年以来、地元住民と北東隣のマライ
タ島からの移住者の対立が激化。抗争が続いたため昨年六月には非
常事態が宣言された。抗争で過去一年半に少なくとも五十人が死亡
したとみられている。
南太平洋ではフィジーでも武装集団が議会を占拠し、首相ら約三
十人を人質にする事件が発生。事件後、全権を掌握した軍と武装集
団との交渉が続いている。
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(了) 000605 1844
[2000-06-05-18:44]
06/05 18:44 紛争拡大に懸念高まる 先住民間に連帯意識も 外信80 #01
【ダーウィン5日共同】フィジー議会占拠に続くソロモン諸島の
武装ほう起事件でオーストラリア政府などは、オセアニア域内諸国
での民族対立や紛争が今後一段と激化するとの懸念を深めている。
先住民の武装集団がインド系からの政治実権の回復を狙ったフィ
ジー議会占拠事件では、ニュージーランド先住民運動のマオリ活動
家たちがフィジーを訪れるなど、域内先住民の間に連帯への意識が
強まる傾向も出始めた。
域内では、パプアニューギニア東部ブーゲンビル島の反政府運動
が発生から十年を過ぎた今も、独立の是非を問う住民投票実施をめ
ぐる合意ができていない。
(続) 000605 1844
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[2000-06-05-18:44]
06/05 18:44 紛争拡大 外信80 #02
今回のソロモン諸島事件では、首都のあるガダルカナル島の先住
民に対し、隣島の武装組織がほう起。事態の行方は不透明だが、事
件が先住民との間に新たなしこりを残したのは確実だ。
オーストラリアとニュージーランドは英連邦と協力し域内紛争の
沈静化を目指しているが、早期解決のめどは立っていない。
(了) 000605 1844
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