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回答先: 「共産党政権で国体が守れるか」 森喜朗首相が発言(朝日) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 6 月 04 日 00:12:18:
森首相、今度は「国体」発言
森首相は三日夜、奈良市内で講演した際、次期衆院選の結果によっては、共産党が連立政権に参加する場合を想定し、「国体を守ることができるのか」と発言した。この「国体」発言は、先の「神の国」発言に続き、波紋を呼んでいる。
首相は、今回の衆院選の意義について、「どの政党とどの政党が組んだら、一番安心できるか、皆さんに判断してもらいたい」と強調。そのうえで、自民、公明、保守の与党三党が敗北した場合、民主党と共産党などが野党連立政権を樹立する可能性に言及し、共産党批判を展開した。
この中で、首相は「共産党は綱領を変えないと言っている。天皇制も認めないだろうし、自衛隊は解散になる。そういう政党と、どうやって日本の安全を、日本の国体を守ることができるのだろうか」と述べた。
首相の発言は自民党奈良県連主催の演説会で飛び出したもので、「国体」は戦前の天皇を中心とする国家体制を意味するだけに、首相の真意だけでなく、首相の資質をめぐって議論が起きるのは必至の情勢だ。
[国体]一般的には国家の状態や国家体制を意味する。ただ、戦前の政治制度の下では、万世一系の天皇によって統治される優秀な国柄を現す概念として用いられ、天皇が統治権を一手に掌握する国家体制とされる。思想的には天皇制の基礎となった尊王思想と重なり合っている。文部省は一九三七年、公式見解をまとめた「国体の本義」を刊行し、天皇への「絶対従順」を説いている。民主主義や議会主義などの排撃を目指して国体論が唱えられたが、第二次世界大戦敗戦と天皇の人間宣言により否定された経緯がある。