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http://www.okinawatimes.co.jp/day/200005271300.html#no_4
<2000年5月27日 朝刊 2面>
「劣化ウラン弾保管問題ない」
施設庁西村次長が会見
防衛施設庁の西村市郎次長は二十六日の会見で、嘉手納弾薬庫地区内に劣化ウ
ラン弾が保管されていることが明らかになったことについて、「(米軍は)基本
的には個々の弾薬の所在については公表しないという方針を維持している。(現
地司令官が劣化ウラン弾の保管を認めた)発言の事情について問い合わせている
が、従来の方針に変更があったとは聞いていない」と述べ、劣化ウラン弾の所在
や保管状況は把握していないものの、外務省を通して照会していると説明した。
劣化ウラン弾の保管と日米地位協定上の取り扱いについても「適切な管理が期
待されるし、そう理解しているので地位協定上は問題ない」と述べた。
また、東村高江の土地改良区内で米海兵隊員が射撃訓練を行った事件で、北部
訓練場と民間地域との境界にフェンスがなかったことに関し、「演習場への出入
りや環境の問題など検討することはいろいろあると思うが、米軍の不注意などで
不安を及ぼすことがないように、どういう対策があるかを考える必要はあると思
う」と語り、フェンスの設置も含めて対応策を検討していく意向を示した。同事
件で、在日米軍司令部などに原因の早期解明と再発防止を申し入れたことも明ら
かにした。