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回答先: 神の国発言撤回せず―首相 投稿者 倉田佳典 日時 2000 年 5 月 25 日 19:27:02:
森喜朗首相の「神の国」発言が批判を受けている問題で、発言の舞台となった神道政治連盟国会議員懇談会は25日、「議員懇は天皇の神格化は毛頭考えておらず、これまでそのような主張を行ったことはない。首相発言に天皇の神格化という趣旨が含まれていないことは明らかだ」と反論する見解を文書で発表した。この日は自民党幹部らも首相発言を積極的に擁護したり、野党やマスコミ批判を強めたりするなど、首相の釈明会見を翌日に控え、反転攻勢に出た。
神道政治連盟国会議員懇談会の会長を務める旧小渕派の綿貫民輔会長は、同日の派閥総会で「発言の全部を読めば、取り消しをするような問題ではない。首相にもこの方向で頑張ってもらいたい」と述べ、発言を撤回する必要がないとの考えを強調した。
議員懇幹事長の村上正邦参院議員会長は、記者団に文書で見解を配布し、「20分近い首相あいさつの中から、言葉のひとつだけを恣意(しい)的に取り上げ、選挙の争点に掲げようとする野党や、一部マスコミの主張は極めて遺憾だ」と、批判の矛先を野党とマスコミに向けた。
森派の小泉純一郎会長は、愛知県豊橋市内での講演で、「日本国民はバカじゃない。森首相が天皇中心の神の国をつくるなんて、だれも思っていない。みんなわかっているのに、選挙に利用しようとする政治勢力がある。あげ足取りがひどすぎる。そうだ、そうだという報道ぶりも極めて遺憾だ」と述べた。
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