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われわれはこれまで資本家と労働者は対立するものと考え、共産主義は億万長者の富をわれわれの手に取り戻す主張であると教えられてきた。だがそれは事実に反するのだ。共産主義とは億万長者の富を否定するものではなく、逆に彼ら以外の資本家を倒し、労働者をさらに抑圧して、地球上のすべての富を億万長者が独占するために考え出された巧妙な陰謀である。読者は、ロックフェラー一族がこれまでいかに社会主義者を背後から支え、共産主義の世界支配に道を開き、すべての人元を超資本主義と共産主義が結びついた世界政府の支配下に置こうとしてきたかを知って愕然とされるであろう。(中略)
この計画は、共産主義の陰謀だろうか。確かにその通りだろう。しかしそれは共産主義をも越えたはるかに壮大な陰謀の一部である。われわれの想像を絶する国際的な広がりをもち、何世代も前からひそかに計画を進め、信じられないほど邪悪な意図をもって行動する《彼ら》の存在は、われわれの歴史に対する見方を改めさせずにはおかない。
<コメント>
これが書かれた当時は、東西冷戦の最中だった。
約10年ほど前、共産主義圏東側陣営に向けて与えられた解体指令の通りに、
国家イデオロギーとしての地球規模的な人類統制実験は終焉を宣告された。
にもかかわらず、今もってその要求を拒否してなお体制を継続している一部の国々は、思想的規範においてどのような特徴を有し、現在ではどのような国際的地位と環境とを、「国際社会の民主主義的意志たる正義の名において」つきつけられているかに見えるだろうか。
(もちろん、その国固有の内部問題がないわけではない。)
その一方で、「先進国」国家の内に拠点を有し「共産主義」ユートピア論を標榜する、ないし、たとえ表向き激しい反共を唱えていても実は暴力革命論を肯定する悪魔崇拝の超国家カルト寄生権力体は、どのような建前と伏せられた具体的計画に沿って国家権力の収奪を進めているのだろうか。
では、体制を継続している国家群と、これら国家内国家との思想的相違点は何だろうか。まず先入観に囚われずに情報を見よ。伏せられた闇を解く鍵はそこにある。