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成田空港、利用時間を1時間延長
運輸省は29日、成田空港の利用時間を7月8-12日に限って1時間延長し、国際ビジネス機の受け入れ便数を増やすことを決めた。この期間に米企業の幹部らが自家用機で集中して来日するためだ。日中の発着回数も増やし、ビジネス機14便が特例として成田を利用する。成田空港の利用時間を延長するのは1978年の開港以来初めてだ。現在は午前6時―午後11時の利用時間を午後12時までに延長する。通常の利用時間内でも発着回数を増やし、1日に370便の限度を超えてビジネス機を受け入れる。成田空港は滑走路が1本しかない、世界有数の混雑空港。発着枠は満杯で、国際ビジネス機用の枠は1日3便分しかない。
ところが、来月の日米財界人会議に出席する米企業トップから自家用ビジネス機で成田に入りたいとの申請が殺到。14便分が限度枠を超えることになる。運輸省は24時間空港である羽田空港を有効活用して、深夜・早朝に国際ビジネス機を受け入れる検討をしていた。