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06/28 17:30 千3百万人が感染症で死亡 国際赤十字が年次報告発 外信69 #01
【ジュネーブ28日共同】国際赤十字社・赤新月社連盟は二十七
日、国連社会開発特別総会に合わせて二○○○年版の年次報告を発
表、一九九九年中に世界で約千三百万人がエイズやマラリアなどの
感染症で死亡したとの推計を明らかにした。
一方で、九九年中の地震など災害による死者は推定で七万―十万
人と、感染症の一三○―一八五分の一程度。報告は「感染症死亡者
の大半は、予防に五ドル(約五百二十円)程度のコストをかけるだ
けで防ぐことができた」として、国際社会が大規模災害だけでなく
、感染症予防にもっと資金を拠出するよう求めた。
(続) 000628 1730
[2000-06-28-17:30]
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06/28 17:30 千3百万人が感染症で死亡 国際赤十字が年次報告発 外信69 #02
報告によると、経済協力開発機構(OECD)加盟国による九八
年の政府開発援助(ODA)実績は五百十九億ドル(約五兆四千七
百億円)に達し四年ぶりに前年より増えたが、うち保健分野での援
助は九一年以来、最低の水準だった。
近年の傾向としては(1)アゼルバイジャンやタジキスタンのマ
ラリア(2)朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の結核―など「か
つては封じ込めたはずの感染症」が再び深刻化していると指摘。背
景には、都市化の進行に加えて地球温暖化などの環境悪化、それに
多くの国で医療・保健予算が減少している点が挙げられるとしてい
る。
アフリカのエイズ禍については「一時間に三百人がエイズで死亡
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している」として人口構成に深刻な影響を与えていると警告した。
(了) 000628 1730
[2000-06-28-17:30]
06/28 17:30 北朝鮮に今後も重点 外信74
【ジュネーブ28日共同】国際赤十字社・赤新月社連盟は二十八
日発表した年次報告で、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の現状
を独立した章で取り上げ、「毎年、約四万人が結核にかかっている
」として今後も注意深く見守る方針を確認した。
報告は、食糧危機が最悪の状態を脱した後も多くの国民が食事の
四割を草などの「代理食」でまかなっていると指摘。医薬品や医療
機器が十分でないため、冬季における病院の稼働率は「一五―二○
%程度にすぎない」としている。
(了) 000628 1730
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