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回答先: Re: 断食の次は座禅 投稿者 PuPu 日時 2000 年 6 月 25 日 04:39:02:
卍がためです。
>質問があります。
>気功法と座禅はどのように関連しているのですか。
>僕は、気功を習った事はありませんが、
>聞きかじりの自己流でたまに実践しています。
>座禅の前にもすることがあるのですが、
>気の流れを感じてから組むのとそうでないのでは、
>何かが違う気がします。
>一番わかりやすいのが、
>禅定印の中の圧力みたいなものです。
>特に親指に動きを感じ、集中力がそがれたり、
>また高まったりもします。
禅定印というのは、禅宗での法界定印のことでしょうか?
確かに、気を感じてから法界定印を結ぶと、親指同士がついてる訳ですから
気をお互いの指で感じるかも知れません。
それか、手の平全体に物質的な違和感を感じるとか。…
気は、男性の場合は左手から、女性の場合は右手からよく出るとも
言われております。
私の場合も左手から気がよく出るのを感じます。
が、しかし、気功と座禅とは分離して考え行うべきと思います。
他のスレッドでも書いたのですが、「身体のバランスの調整」と
「精神のバランスの調整」といったように分けて行うべきと思います。
私が知る限り、道元禅師は「弁道話」で座禅の呼吸法に対し次のようにも語っております。
「呼吸は自然と鼻からの呼吸にまかせ、息は長すぎず、かと言って短すぎもしない、
それが一番ようのだ」と語ってもおります。
が、しかし、気功法の呼吸とは吐く息を長くするなど禅との呼吸法とは異なります。
逆に集中力がそれる要因であったのなら、しないほうが賢明でしょう。
禅の場合も座禅と、身体の病を治す「軟その法」「内観の秘法」とは全く分離し実施されております。
>禅も気功も、ヨガらへんに起源を持つような気がしているのですが、
>本当のところ知っている方がいましたら、教えて下さい。
>これらの共通点、または相互への影響など。
この辺は、ヨーガの起源についても解明されていないので、はっきりとは断言しかねますが
私は、確かにヨーガに起源があると思います。
ヨーガは、紀元前のインダス文明の中でも行われていたとも言われております。
それらで発掘された遺跡の中にヨーガのポーズをとり瞑想してる者の姿が浮き彫り
にされているとも言われております。
そんな大昔にヨーガや気功のような技術があったこと自体、神秘的でもありますよね。
どこから、このようなヨーガの技術があみ出されたのかは、疑問でもあります。
人間の知能は5000年前と本質的なものは、変わってないのかも知れませんね。
また、仏教の初まりも、ヨーガとは関係が深いと言われております。
釈迦もヨーガの行者であったとも言われておりますね。
釈迦が菩提樹の下で悟りを開いたのも、深い禅定によってであるとされております。
その仏教がヨーガ的な修法を取り入れたとしても、不思議では無いことでしょう。
ヨーガも静座法と呼吸法と瞑想法とに分類されますね。
その呼吸法も実に多岐に渡り、効能別に使用されております。
その釈迦が仏教を開祖して様々な宗派に分かれ、達磨ー禅宗ー禅として存在してるのだと思います。
気功法も呼吸法が基本であるのだから、その流れを受けてることでしょう。
少林寺も元はと言えば宗教集団であり、たまたま外敵を駆除する必要上から
武術に発展したのであるから、太極拳を応用した気功も釈迦ーヨーガと根源は同じであると思います。
ただ、現在においては気功法とは言っても、導引術やカンフーや太極拳
などの流れのものもあるし、西野流みたいなのもあるし、それぞれ
アレンジされて、より気功を重視したものに変化して来ているのだと思います。
今では皆、それぞれ、様々な独自開発的な気功法も存在してるようです。
ただ、やはり遠い根源は同じではあるとは思いますが。…
最近では医療にも多く取り入れられ、ホリスティック医療などで実践されております。
東京の安久津医院などは、有名でもありますね。