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06/26 17:13 中国が麻薬の一大消費国に 国務院が初の白書公表 外信44 #01
【北京26日共同】中国国務院(政府)新聞弁公室は二十六日、
国内の麻薬汚染に関する白書を初めて公表した。昨年、当局が確認
した麻薬常用者は六十八万一千人で、一九九一年から五倍弱にはね
上がっており、中国が麻薬の一大消費国になったとの見方を示した
。
白書によると、ヘロイン常用者が全体の約七割を占め、うち八割
が三十五歳以下。市場経済化の進展などにより、若者の間にも麻薬
がまん延している実態も浮き彫りになった。
また、昨年末までに確認されたエイズウイルス感染者一万七千三
百十六人のうち、麻薬の注射による感染が全体の七二%を占めた。
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[2000-06-26-17:13]
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中国の専門家は実際のエイズ感染者数を五十万人以上と推定して
おり、麻薬常用者についても実際は白書の統計をはるかに上回ると
みられる。
南西部の雲南省がタイ、ミャンマー、ラオスにまたがる世界的な
麻薬産地「黄金の三角地帯」に近いことから、中国はもともと国際
的な麻薬経由地の性格が強かった。麻薬のまん延を受けて白書は「
中国は麻薬の通過と消費が併存する国となった」と指摘した。
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