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理事長に山之内氏 JR東日本会長
宇宙開発事業団
政府は空席になっている宇宙開発事業団の理事長に山之内秀一郎・東日本旅客鉄道(JR東日本)会長を起用することを内定した。三十日にも閣議了解し七月中に発令する。内田勇夫前理事長がH2ロケット8号機の打ち上げ失敗の責任を取って五月十九日付で辞任後、一ヶ月以上も後任が決まっていなかった。理事長には最近は科学技術庁などの官界OBが就いていたが、体制刷新のため、技術開発の経験が豊富で経営にも明るい山之内氏をあてる。山之内氏はJR東日本が二十八日に開く株主総会後の取締役会で会長職を退いた後、事業団入りする。
山之内秀一郎氏(やまのうち・しゅういちろう=宇宙開発事業団理事長)
56年(昭31年)東大工卒、旧国鉄へ。JR東日本副社長、副会長、96年6月から会長。東京都出身、66歳。