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http://www.asahi.com/0520/news/national20002.html
声明文に十字マーク、神戸事件まねる? バス乗っ取り
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西鉄の高速バス乗っ取り事件で、殺人などの疑いで再逮捕された佐賀市内の少
年(17)が、事件前に警察庁へ送ったとされる声明文の冒頭に、十字に似た意
味不明のマークや英単語を書いていたことが19日、わかった。1997年に起
きた神戸市の連続児童殺傷事件でも、挑戦状や犯行声明文に風車に似たマークが
書かれており、少年は広島県警などの合同捜査本部の調べに対し、「神戸の事件
に関心があり、参考にした」と話しているという。捜査本部は、マークの意味
や、乗客3人を殺傷したとされる犯行の動機との関連について調べている。
調べによると、少年は3月5日に佐賀県内の病院に入院する直前、警察庁や文
部省などへ犯行の予告ともとれる内容の声明文を送ったと供述。捜査本部が照会
したところ、警察庁に現物が残っていた。ほかの送付先のものは意味が分から
ず、すでに処分されたとみられる。
警察庁への声明文は、横書きの便せんのような用紙4枚程度に手書きされてい
た。1枚目は細いサインペンのようなもので書かれていた。冒頭に十字形のマー
クがあり、縦の部分にアルファベットの「K」と「D」と読める文字が入ってい
た。マークの左右には、「birth」(誕生)、「human race」
(人類)、「perish」(滅びる)の英単語が並んでいた。
続いて「我、革命を実行す」などの文言が10行程度続き、末尾にはひときわ
大きな字で「ワレハテンテイナリ」(我は天帝なり)と書かれていた。2枚目は
毛筆のような筆致で、大きな文字が殴り書きのように書かれていた。全体を通し
て意味ははっきりせず、バス乗っ取りなどに結びつく具体的な内容はなかったと
いう。(06:33)