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04/10 14:17 幸福銀受け皿探し終盤に 大和とロスチャイルドが軸 経済202#01
共同
昨年五月に破たんした幸福銀行(大阪市)の受け皿探しが終盤を
迎えている。最有力とみられていた大和銀行グループのほかに、米
国の投資ファンドのロスチャイルドも引き受けの好条件を提示して
おり、この二つを対象に詰めの選定作業が進んでいる。
幸福銀行の金融整理管財人は、双方が提示した条件に加え、関西
の金融システムの安定という点も考慮して、今月中に結論を出す見
通しだ。
(続) 000410 1417
[2000-04-10-14:17]
続き (改行で次文書 E:終了)
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04/10 14:17 幸福銀受 経済202#02
大和グループは大阪府のほか兵庫県、京都府の一部に限定して店
舗などを譲り受ける計画で、受け皿に決まれば、幸福銀行の店舗が
ある和歌山県などはほかの金融機関に分割して譲渡される。受け皿
に移る行員数は五百人程度となる。
大和銀行は「既に提示した引き受け条件が上限」(幹部)と説明
している。
関係者によると、ロスチャイルドは投資家から集めた資金で幸福
銀行を買収し、七―九年で上場にこぎ着け、上場で得た利益を投資
家に還元する。行員や店舗は一括して譲り受ける。
(続) 000410 1417
[2000-04-10-14:17]
続き (改行で次文書 E:終了)
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04/10 14:17 幸福銀受 経済202#03
昨年六月に破たんした東京相和銀行の受け皿にも名乗りを上げて
おり、首都圏と近畿圏の両方で営業を展開する考えのようだ。金融
関係者からは「短期間の転売を計画しておらず、行員の雇用確保や
、関西の銀行界を活性化する観点からみても好ましい」と評価する
声も上がっている。
ただ、ロスチャイルド側には、日本の銀行業務に精通した経営陣
の確保や、詳細な事業計画の策定など課題も多く、最終的に受け皿
金融機関に選ばれるかどうかは流動的だ。
(了) 000410 1417
[2000-04-10-14:17]