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05/18 12:31 信者水死で教祖らに実刑 「宗教活動の限度超す」と 社会216#01
共同
京都府宮津市の海岸で一九九○年七月、「ざんげをさせる」と信
者に暴行を加え、水死させたとして傷害致死罪に問われた同府福知
山市の宗教法人「法友之会」二代目教祖、寺尾博志被告(54)と
信者ら五人の判決公判が十八日、京都地裁であった。
榎本巧裁判長は「極めて卑劣で悪質な犯行。反省の態度も示して
いない」として寺尾被告に懲役四年六月(求刑懲役五年)、ほかの
四人にいずれも懲役二年六月(同懲役三年)を言い渡した。
同裁判長は、教団について「絶対的な権限を持った寺尾被告のも
とで、暴行が日常的になっていた。宗教活動として許容される限度
を超えている」と述べた。
(続) 000518 1231
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[2000-05-18-12:31]
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05/18 12:31 信者水死 社会216#02
判決によると、寺尾被告らは九○年七月二十九日、宮津市内の海
岸で、信者だった京都市上京区の撚糸(ねんし)業野田明夫さん=
当時(48)=に、やはり信者だった野田さんの妹が行事などを欠
席したことについてざんげをさせる宗教行為の「法座」と称し、殴
るなど暴行を加えたうえ沖合で海中に沈め、野田さんは水死した。
事件で計八人が起訴され、事実を認めた三人は既に有罪判決が確
定している。
寺尾被告ら五人は「野田さんは心臓まひで死んだ」と起訴事実を
争ったが、榎本裁判長は「証拠などから暴行を受け、水死したのは
明らか」と退けた。
被告側は十八日、判決を不服として控訴した。
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(続) 000518 1231
[2000-05-18-12:31]
続き (改行で次文書 E:終了)
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05/18 12:32 信者水死 社会216#03
「法友之会」をめぐっては、元信者が「殴り合いなどを強制する
法座は暴力行為で、憲法で保障される信教の自由を逸脱している」
として解散命令を京都地裁に申し立てている。
また野田さんの両親が法友之会と寺尾被告に、慰謝料を求め提訴
している。
(了) 000518 1231
[2000-05-18-12:32]