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有珠山・西山山ろくで20m隆起、衛星画像で判明(読売)
宇宙開発事業団は十七日までに、カナダの地球観測衛星「RADARS
AT」(レーダーサット)に搭載した「合成開口レーダー」でとらえた、
北海道の有珠山(732メートル)の隆起状況の三次元画像を公開した。
地形情報をコンピューター処理した三次元画像で、特に隆起が活発な山
頂西側にある西山周辺の、四月三日から同二十七日までの隆起量の変化を
色で表現している。隆起量が多いことを示す赤色が、西山山ろくで最も強
くなっており、この期間に約二十メートルの隆起があったことがわかる。
レーダーサットの観測では、さらに昨年十二月十一日から先月十二日の
間に、西山の西山ろくを中心に五百メートル四方の領域が最大約三十メー
トル隆起していることも明らかになった。隆起の大半は三月三十一日から
先月十二日までに起きており、十二日以降の隆起はほとんどないことか
ら、四月十二日ごろに活動の転換があったと見られている。
(5月17日12:18)
http://yyy.tksc.nasda.go.jp/Home/Press/Press-j/200005/usuzan_000517_j.html