Tweet |
JR東日本は10日、東北新幹線と上越新幹線の回数券「新幹線エコノミーきっぷ」の販売を5月末で廃止すると発表した。長引く不況の影響で、出張用に大量購入する企業が減少傾向にあることや、6枚つづりの「新幹線回数券(自由席・指定席用)」の売り上げが伸びていることから廃止に踏み切った。
エコノミーきっぷは、30枚つづりで有効期限は3カ月。料金は、東北新幹線(東京都区内―仙台市内)は1冊29万7300円、上越新幹線(東京都区内―新潟)が28万7700円。指定席も乗車できるのが特徴で、通常料金に比べそれぞれ6・4%、6・6%の割引率となっていた。
旧国鉄時代の1978年に販売を開始したが、昨年度の売り上げはそれぞれ約55億円、約14億円でここ数年減少しており、新幹線回数券がそれぞれ6倍近い売り上げを上げている。
[毎日新聞4月10日] ( 2000-04-10-17:41 )