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【NQNニューヨーク】
16日付英紙フィナンシャル・タイムズによると、ジョージ・ソロス氏が率いるヘッジファンドのうち、最大のクオンタムファンドは、全体の80%以上に相当する70億ドルの資産を売却した。大半は現金に換えているという。大量の資産売却は、より保守的な運用スタイルのファンドへの切り替えより、ソロス氏が大量の解約に備えているとの観測を呼んでいる。ソロス・ファンド・マネジメントはコメントを拒否している。
クオンタムファンドは米ハイテク株下落の痛手を受けて年初来の運用成績が低迷。ソロス氏の腹心で同ファンドの運用責任者を務めていたスタンレー・ドラッケンミラー氏が先月末、辞任している。