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05/16 17:03 カスピ海で大規模油田発見 北海油田超える可能性も 外経75 #01
【ワシントン16日共同】十六日付のワシントン・ポスト紙は、
カザフスタン西部のカスピ海沖で、北海油田を超える可能性がある
新たな油田が発見されたと報じた。この二十年間に見つかった油田
の中では最大規模という。
同紙によると、新たな油田は米石油大手シェブロンが参加して既
に開発が始まっているテンギス油田の沖。推定埋蔵量は最低八十億
バレルから最高五百億バレルとみられるが、米政府当局者は三百二
十億バレルと推定しているという。
北海油田の埋蔵量は百七十億―百九十億バレルとされている。
カザフスタンのトカエフ首相は十日、新油田発見を明らかにして
いたが、規模には触れていなかった。
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(続) 000516 1703
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05/16 17:03 カスピ海 外経75 #02
米当局と国際石油メジャー企業連合筋の話を総合した記事による
と、埋蔵地域の範囲は約四百八十平方マイル。カスピ海油田をめぐ
っては、対岸のアゼルバイジャン沖でも外資を導入して開発を進め
ている。
新油田の発見は、カスピ海から地中海に抜ける国際市場向けの石
油パイプラインをめぐる米・ロシア間の利権争い激化のタネにもな
りそうだ。
カザフスタンの石油について米政府は、モービルなど国際石油メ
ジャーの企業連合とカザフスタン政府が合意している、カスピ海か
らアゼルバイジャンのバクーを経由してトルコ南東部のジェイハン
までの総延長約一千七百キロのパイプライン計画を支持。
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これに対しロシアは、自国領を通るルートで黒海に運び出すよう
カザフスタンに圧力をかけている。
(了) 000516 1703
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