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転載です。
オウムは嫌いだけど裁判は真面目にやれ。
オウムを解散させる為にもな。
この3人の裁判官を告訴するなり
なにか法的措置をとってお仕置きする検事か
弁護士は居ないのか?
それとも日本の裁判官はみんなこんな奴ばかりか?
そして検事も弁護士もそれに従っているのか?
誰か教えてくれ。
えっとネタ元は三浦さんのページ。
サリン事件をほじくってる人。
URLはどっかいっちゃったのでゴメン。
許せ。
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1999年2月25日
麻原彰晃の証言(1998年12月2日東京高裁第102号法廷/豊田亨・廣瀬健一・杉本繁郎公判)
やや旧聞に属するが、1998年12月2日東京高裁第102号法廷で開かれた豊田亨・廣瀬健一・杉本繁郎公判に麻原彰晃が証人として出廷したことがあった。その時の傍聴メモの抜粋です。
山崎学裁判長「開廷します。証人は前に出て、証人にお尋ねします。名前は何と言いますか」
麻原「松本智津夫です」
(自分の公判では、松本智津夫の名前は捨てました、と言ったような記憶なのだが)
裁判長「証人としてお尋ねしますが、その前に宣誓をしてもらわないといけません。宣誓書は読めますか」
麻原「ええ」
裁判長「宣誓をするつもりはありますか」
麻原「はいあります」
裁判長「では、宣誓書は読めますか」
麻原「アイ キャント リード」
裁判長「読めないということでいいですね。では書記官の方で読んで下さい」
書記官が宣誓書代読
裁判長「署名捺印は押せますか」
麻原「押せません」
裁判長「署名捺印ができない場合は、書記官が代行することになりますが、いいですか」
麻原「それについては何も言えません」
裁判長「代わりにこちらの方で、署名捺印を代行しますが、いいですか」
麻原「えっと、名前については、やむをえません」
裁判長「先程、宣誓してもらいましたが、それについて宣誓書に署名捺印を書いてほしい。もし、書けないのならこちらで代行してもいいですか」
弁護士「書記官が名前を書くのは構いませんか。イエスかノーで」
麻原「あ、OK」
裁判長「書記官の方で代行していいですか。それでは、今から30秒待ちますから答えてください」
弁護士「先程から『OK』とか『やむをえない』とか言っていますから問題ないと思いますが、裁判長はなぜに日本語の回答にこだわるのか」
裁判長「証人の発言の趣旨が明確でないから明確にするものです。それから、これに答えるには、それほどの労力を要しないので、尋ねているのです」
裁判長「30秒待ちましたので、裁判長からは何もありません。弁護団の方から何かありますか」
弁護士「あなたは、宣誓書に名前を書けないということなので、代わりに名前を書いていいですか」
麻原「アイ キャント リード。私は全盲ですから読めないんです。…わけです。…ソー ベリー デンジャラス 。…OK、OK」
裁判長「はい、それではもうやめてください。それでは、正当な理由なくして拒否したとみなされるので、追って裁判長の方で制裁を決定します。それでは証人は退廷してください」
麻原退廷。
弁護士「裁判長は、宣誓させない方向に意図的に持って行った。『OK』とか、『やむをえない』とか言っているので、宣誓するつもりがあると思われるのに、何故に日本語の回答にこだわるのか。もう一度入廷させてほしい」
休廷
弁護士「代筆は『やむをえない』と証人が言っている。弁護士が尋ねた時は『OK』と答えた。このやりとりが、テープと速記録に残っているか確認したい。テープと速記録をおこしていただいて、今ここで読み上げていただきたい」
裁判長「その必要はありません」
弁護士「なぜですか」
裁判長「『やむをえない』『OK』という発言は確かにありました。それは、私も聞きました。しかし、断片的にそう言っていても、全体的に見たら、承諾しているとは認められないということです。確認を何度も求めても明確な返答がありませんでした」
弁護士「弁護が証人に意思を再確認できるように機会を作ってほしい」
裁判長「弁護団からの再確認の必要も認めません」
弁護士「弁護人から聞いたところ『OK』と言った。なぜ、そこまで日本語での回答にこだわるのか」
裁判長「『OK』のあとに、英語を続けましたので、趣旨を明確にするために何度も確認したわけです。それで明瞭な答えが得られなかったので、全体としては、承諾したとは認められません」
弁護士「充分ではないか」
裁判長「宣誓をしたか否かは、裁判所が決めることです」
弁護士「被告人は、直接彼自身からの本当に指示だったのかどうか聞きたい、その一点だけを知りたいがために、彼らは、自分の知っていることをしゃべってきました。松本証人は最も重要な証人であり、被告らがもっとも聞きたい証人でした。そういう意味で、本日は非常に期待してきたのに残念です。わたしは、宣誓拒絶と証言拒絶は別だと考えています。宣誓できなくても証言できるわけですから」
裁判長「では、そろそろ、意見開陳については、打ち切りたいが、最後に一つだけどうぞ」
弁護士「実際に土谷正美被告の公判では、宣誓しなくても、その後の証言は続けられましたが」
弁護士「訴訟指揮に恣意的な面があります。土谷正美の公判では認められたのに、なぜ今日は駄目なのですか。証人を入廷させていただきたい」
裁判長「裁判長としては、宣誓をしない以上、その証言は無効であると考えます。松本被告を入れるつもりはありません」
弁護士「松本被告は、代読を認めたわけですよね。拒否したわけではなく。代読については『やむをえない』とか『OK』とか答えているわけです。したがって、全体的には宣誓は成立していると見ていい。なのに、証人を退廷させるというのは、証人に証言をしてもらいたくないということなのかと疑念を持たざるをえない。かかる訴訟指揮はまったく理解できない」
弁護士「付け加えますが、宣誓がどこで成立しているか、という問題があると思います。代読は成立しているわけで、代読を受けた時点で成立すると見てよいのではないでしょうか。その後の署名捺印は、あくまで記録を残すためだけのものではないでしょうか。宣誓書の朗読が完了した時点で、宣誓は成立していると言えます。それを拒否とみなすのは訴訟指揮として違法性があります。よって異議をとなえます」
弁護士「裁判長の訴訟指揮を見ていると、署名捺印に応じるかどうかを証人に迫るだけで、その意味合いについては説明していない。刑事訴訟規則第116条には、証人が宣誓の趣旨を理解できるか疑いがあるときは、宣誓前に尋問し、必要ならば宣誓の趣旨を説明しなければならない、とあるが、裁判長はこれをなしていないではないか」
弁護士「裁判長は確かに何度も確認しました。しか しなぜ『OK』が出た後に何度も確認したのですか。裁判長が何度も尋ねるから、証人も何がなんだかわからなくなっていった。事件の真実を知るために重要な証言が得られたかもしれないのに、退廷させたのは納得できない。退廷という事態は、証人自身予測していなかったことで、証人も非常に残念なはずです。われわれも、麻原証人も、退廷というのは、予測していなかった。これはなんらかの形で、麻原証人に証言させないと受け取れる訴訟指揮だったと言わざるを得ない。麻原証人を証人として申請するときも、裁判長は、林被告の法廷でしゃべらなかったので、麻原証人は喚んでもしゃべらないだろうと何度もおっしゃった。そして、裁判長は、麻原証人が答えるはずがないと、かけてもいい、とまでおっしゃった。このことからも、今日の訴訟指揮が、非常に予断に満ちた、当初から予定された訴訟指揮で、違法であったと言えます」
裁判長、左右の裁判官に相談。
裁判長「それでは、裁判所として合議の結果、異議を棄却します」
弁護士「忌避を申し立てる」
弁護士「三名に対する忌避を申し上げる」
休廷
裁判長「それでは開廷します。本件各忌避申し立てをいずれも簡易却下します」
弁護士「忌避の簡易却下をいたしましたが、一昨日、拘置所の面会謝絶を一時解いてもらって、松本被告と面会することができました。その場で、質問の内容を説明しましたが、質問の要旨は理解していました。すべてではありませんが、質問すればそれには答えるし、会話は成立していました。それでわたしも『ぜひ話してほしい』とよく申し上げてきました。もう一度、証人として尋問の機会を与えていただきたい」
弁護士「尋問実現のために、これまで3年間、裁判にも協力してきたのに、このような強引な訴訟指揮をするのでは、今後の弁護人としての務めを果たせない。このままでは解任請求も考えます。本日はこのまま退廷します」
裁判長「退廷するということは、この後の打合わせも出ないということですか」
弁護士「ええ出ません」
裁判長「わかりました。では次回期日を決めます。次回は12月18日1時15分に指定します。それでは閉廷します」
傍聴していた江川紹子は、
「今日はあのまましゃべらしたらしゃべっただろうに、なんで退廷させるんだろう」
「みんな知りたがってるんだから。国民を馬鹿にしてますよ」
佐木隆三は、
「尋問を続けさせろ。驚いたなあ。傍聴人を馬鹿にしてるよ」
だが、
裁判長は「傍聴人は静かにしてください」
の一言。
傍聴メモは以上です。
問題は8人の弁護士が大いに怒り、傍聴していた江川紹子、佐木隆三も怒った、麻原証人の退廷という訴訟指揮である。
弁護士も指摘していたように、「麻原にはしゃべらせたくない」何かがあるということなのだろうか。