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05/13 18:14 ジャカルタで一時暴動 ワヒド政権に暗雲漂う 外信76 #01
【ジャカルタ13日共同】インドネシアの首都ジャカルタの中華
街コタ地区で十三日、警察による違法CD業者の一斉摘発などに反
発した群衆数千人が路上に出てビルに放火、投石するなど一時、暴
動状態となった。
この日は、千人以上が死亡しスハルト大統領退陣のきっかけとな
ったジャカルタ大暴動から二周年。警察は目抜き通りのガジャマダ
通りを封鎖し、市内各所から警官隊を集結させて催涙弾を使用。約
二時間後に、ワヒド政権下初の今回の首都暴動をほぼ鎮圧した。
昨年十月発足したワヒド政権は、治安を最優先課題として国軍を
ほぼ掌握、十二日にはアチェ特別州のゲリラ組織「自由アチェ運動
」と歴史的な停戦合意調印にこぎ着けた。しかし、通貨ルピア急落
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などで批判も強まっており、暴動状態の再燃に政権への風当たりが
厳しくなりそうだ。
(続) 000513 1814
[2000-05-13-18:14]
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05/13 18:14 ジャカル 外信76 #02
目撃者によると、二年前の大暴動の中心地グロドックで十三日朝
、警察が路上で違法コピーのビデオCDや音楽CDを売っている海
賊版業者の一斉取り締まりを始めたところ、業者らが抵抗して騒ぎ
が広がった。
ワヒド政権は反対運動に配慮して石油燃料値上げを延期するなど
経済改革が遅れている。四月に経済閣僚二人を解任したが、政界に
は不満が渦巻き、今月に入ってからは有力週刊誌テンポが大統領の
弟や側近の汚職疑惑を報道した。
ルピアは十二日、一時一ドル=八七○○ルピア台と、ハビビ前政
権下の昨年九月の東ティモール危機当時以来の安値水準をつけた。
(了) 000513 1814
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