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【シドニー12日時事】
オーストラリアの外科医の4%が患者からの求めに応じ、安楽死を実行した経験のあることが、12日発表された同国医師会の調査で分かった。同国でも、安楽死は認められていないため、殺人に当たるとして、徹底的な調査を求める声も上がっている。
豪国営放送によると、調査は外科医992人を対象に実施。このうち、300人が患者から安楽死させてくれるよう頼まれた経験があり、うち41人は実際に安楽死させたことがあると回答した。さらに、約3分の1の医師は、末期患者の苦痛を軽減するため、鎮痛剤を必要より多く投与して死期を徐々に早めた経験があることが分かった。ただ、安楽死の合法化には、57%が反対だとしている。
[時事通信社 2000年 5月12日 20:50 ]