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http://www.yomiuri.co.jp/newsj2/ib11ib23.htm
◆食品の「有機」表示の国際規格で合意
カナダのオタワで開かれている国際食品規格委員会(コーデックス委員会)の
食品表示部会で現地時間の十日、有機畜産品の表示方法について参加各国がほ
ぼ合意に達した。来年、事務局のあるローマで開かれる総会で正式決定の見通
し。
農水省畜産環境対策室などによると、有機と表示できるのは<1>原則として
有機飼料100%で飼育<2>遺伝子組み換え飼料などは排除<3>クローン
など受精卵移植技術やホルモンを利用した繁殖技術も排除――などの条件を満
たしたものだけ。
飼料の大半を輸入している日本にとっては厳しい内容だが、同室では「病気の
発症が予想される場合にはワクチン投与が認められるなど例外規定も設けられ
ており、わが国の主張はほぼ認められたと考えている」と話している。
同委員会は、WHO(世界保健機関)とFAO(食糧農業機関)によって設置
された国際機関。ここで定められた食品の規格は実質的に国際規格となる。
(5月11日18:48)