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森喜朗首相は10日、同日発売の月刊誌「噂の真相」で首相の買春スキャンダルなどが報じられたことについて「今、いろいろ相談してますから。デタラメですから」と述べ、法的措置を含めて対応する考えを明らかにした。首相官邸で記者団の質問に答えた。このほか、首相の醜聞などを報道した週刊誌4誌の編集・発行責任者に対し、首相は今月6日付で事務所を通じ、書面による謝罪と首相の名誉回復の措置を求める通知書を送った。
「噂の真相」では、首相が早稲田大学在学中の1958年に当時の売春等取締条例違反などで検挙されたとしているほか、首相をめぐる女性スキャンダル、長男の醜聞を関係者の証言などをもとに報じている。
また、森事務所の名で通知書を送ったのは、新潮社の「フォーカス」、光文社の「女性自身」と「週刊宝石」、日本ジャーナル出版の「週刊実話」の四誌の編集人と発行人。掲載された記事について「伝聞のたぐいの事象を証言者不明の談話として並べたて、その内容は著しく森喜朗の名誉を棄損するおそれがある」などとしている。これらの週刊誌は、首相の女性記者に対するセクシュアル・ハラスメント行為などを報じていた。
森首相が買春で検挙されたとされる点について、青木幹雄官房長官は10日の記者会見で「私も学生時代、(首相と)遊んだ仲間だが、当時そういうことがあれば気づいているはずで、そういうことは絶対ないと信じている」と述べた。
(14:37)