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回答先: 政府軍重要拠点制圧と発表 スリランカの反政府勢力 投稿者 倉田佳典 日時 2000 年 4 月 23 日 10:52:50:
04/23 15:36 スリランカ分離派が攻勢 政権揺らぐ可能性も 外信22 #01
共同
スリランカからの分離独立を目指す反政府勢力タミル・イーラム
解放のトラ(LTTE)が三月以降、かつて拠点としていた北部ジ
ャフナ半島の奪還に向け攻勢を強めている。二十二日には半島の付
け根部分にある政府軍の最重要拠点エレファントパス基地を制圧。
今後の戦況次第では、クマラトゥンガ大統領の対LTTE強硬路線
が大きく揺らぐ可能性も出てきた。
ジャフナ半島は少数派のタミル人居住地域で、一九九○年に平和
維持のため駐留していたインド軍が撤退して以来約五年間、LTT
Eが支配していた「聖域」だ。クマラトゥンガ政権は九五年十月、
血みどろの戦闘の末に制圧した。
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04/23 15:36 スリラン 外信22 #02
LTTEは今回、三月下旬に攻勢を始めた。当面の目標だったエ
レファントパス基地の制圧後、次の標的は、かつて「首都」として
いた半島の拠点都市ジャフナ市の奪還とみられる。
インドの有力英字誌フロントラインによると、LTTEはジャフ
ナ半島に約一千五百人の精鋭ゲリラを動員、射程の長い高性能砲を
投入するなど装備の近代化で攻撃力を強化した。LTTEの執拗(
しつよう)な攻勢で政府軍の士気は落ち込む一方との報道もある。
このため同基地の制圧により「ジャフナ市を含む半島全体がLT
TEの支配下に入るのは時間の問題」(コロンボの西側外交筋)と
の見方が強まっている。
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04/23 15:36 スリラン 外信22 #03
LTTEが勢いづいた背景には、豊富な資金力と武器密輸ネット
ワークの存在が挙げられる。LTTEは七○年代に国外に亡命、英
国やカナダ、オーストラリアなどで財を築いたスリランカ系タミル
人組織から豊富な資金を受け、武器密輸に使える独自の商船隊すら
保有しているとされる。
タイ政府は、リゾートのプーケット島やその周辺の島々にLTT
Eの武器輸送、密輸拠点があることを認めており、LTTEは東南
アジアを跋扈(ばっこ)する海賊グループとも密接なつながりを持
っている可能性が強い。
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04/23 15:36 スリラン 外信22 #04
LTTEとスリランカ政府の和平交渉はノルウェー政府の仲介で
続いているが、約三百二十万人と総人口の一八%を占めるタミル人
居住地域の分離独立を求めるLTTEと、地方分権促進にとどめた
い政府の主張は平行線のまま。十七年間で六万人以上の死者を出し
た内戦終結の見通しは立っていない。(ニューデリー共同=福富正
秀)
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