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【モスクワ3日=高木桂一】
ロシア中央部・リャザン州の治安当局は三日までに、国営児童保護施設の幹部らが昨年一年間に施設の子供たち計七十七人を、日本や米国など五カ国の犯罪組織に売り飛ばしていたとして摘発、関係者を逮捕した。ロシアでは昨年も多数の新生児を母親が米国に売っていた事件が摘発されている。
リャザン州の治安当局によれば、子供たちを外国に売り飛ばした首謀者は施設の所長と同州の教育担当の官僚。どちらもれっきとした公務員で、“副業”としてこうした犯罪に手を染めていた。背後には、外国の犯罪組織とパイプをもつシンジケートが存在していたという。
この児童保護施設では、両親が亡くなったり、服役中だったりして身寄りを失った子供たちを預かっていた。売られた七十七人の子供の年齢層や性別の人数、いくらで売ったかなど詳細は分かっていないが、売却先は日本、米国、イタリアのほか、ドイツ、スウェーデンだった。
★このうち何人が「臓器移植用」なのでしょうか?