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◆◆◆警察署長スナックで暴言、訓戒受け依願退職
秋田県警鷹巣署の渋谷信明署長(55)ら署幹部が、署近くのスナッ
クで飲酒した際、店の女性経営者に暴言を吐き、県警の信用を失墜
させたとして、同県警本部は十八日、渋谷署長と後藤勝美次長(5
3)の二人を訓戒処分にした。渋谷署長は同日付で依願退職した。
県警監察課によると、渋谷署長は今月四日午後八時過ぎ、署員ら
と同署に近い鷹巣町内のスナックに入り、女性従業員と踊ろうとした。
店内が混雑していたため、女性経営者が踊りをやめさせると、腹を立
てて「接客態度が悪い」などと説教。後藤次長は「あすから店を閉め
ろ。署長に謝れ」などの暴言を吐いた。
渋谷署長と後藤次長はスナックに入る前、人事異動の歓迎会で、い
ずれも日本酒を約五合(○・九リットル)も飲んでいたという。
同署生活安全課は、このトラブルの約三時間後の翌五日午前零時
五分ごろ、同店を訪れ、わずか五分間の時間外営業について風営
法違反で指導し、経営者から始末書を提出させており、「警察のいや
がらせではないか」という投書が県警に寄せられていた。
同署は事前の計画に基づき今月一日、五日、七日の未明に管内の
飲食店約百二十店を取り締まりしており、監察課は「トラブル直後の
スナック立ち入りは偶然だ」と説明している。
(4月18日20:24)