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回答先: 週間ポスト英語版 投稿者 猫にゃん 日時 2000 年 4 月 17 日 18:22:34:
石原都知事「俺は間違ってない」
「三国人」発言にバッシング
元自民党代議士で運輸大臣も務めた作家の石原慎太郎氏は、東京都知事に転身するや、「都政から国を変える」といった発言や、銀行にのみ自治体に許されている特別な課税権を行使するなど異彩を放つ言動で国民の注目を集めてきた。その石原氏が、去る4月9日、陸上自衛隊の創隊記念式典に来賓として出席した折、「東京では不法入国した三国人、外国人の大きな犯罪が繰り返されている。大災害が起きたら、騒擾事件も想定される。警察の力には限りがある。皆さん(自衛隊員)には災害だけではなく治安の維持のためにも出動してもらうこともある」と挨拶した。その際、この挨拶のうち、「不法入国した」という部分が削除された形で、“三国人、外国人”と“災害時の騒擾事件の可能性”が結び付けられて報道されたために、大問題になった。日本では、かつて1923年の関東大震災の際、“朝鮮人が暴動を起こす”といった流言飛語が飛び交い、何万人もの在日朝鮮人が虐殺された暗い歴史を持っている。また、第2次大戦中と終戦直後、日本に滞在している韓国人、朝鮮人、中国人、台湾人を「三国人」という差別した呼び方を用いた。そうしたことから、国際法上で使われている「第三国人」とは異なった意味合いを持つだけに、石原知事の発言は在日韓国人組織や中国人組織の猛烈な反発を呼んだ。石原氏が指摘したかった問題は、現実に日本には27万人近い不法外国人残留者がいて、この10年間で犯罪件数が二十数倍に達し、しかも最近では日本人を標的にした凶悪事件が多発している。しかも、それらは東京に集中していることから、そうした現実に、都知事としての危機感を表明したかったようだ。表現の不用意さは指摘されても当然だが、日本における外国人問題は複雑で、深刻さを増すばかりなのだ。