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04/13 14:07 石油利権確保狙い歴訪 米国務長官が中央アジアへ 外信64 #01
【ワシントン13日共同】オルブライト米国務長官は十四日から
中央アジアのカザフスタン、キルギス、ウズベキスタンの三カ国を
初めて歴訪する。巨大な原油埋蔵量を誇るカスピ海に隣接する同地
域で、米国の石油利権を確保するのが最大の狙いとみられる。
国務省によると、長官はカザフスタンでは、輸出を行う外資系石
油会社に市場相場より低い価格で国内に一定量の石油放出を義務付
けている制度について、市場原理に反すると主張、見直しを求める
方針だ。また現地で事業を行う米石油企業の代表とも会う予定。
オルブライト長官はいずれの訪問先でも、民主化の促進と市場経
済システムの確立に向けた協力を表明する意向だ。
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04/13 14:07 石油利権 外信64 #02
民主化問題で米国が最も懸念しているのがキルギスの動向。長官
は反対派投獄など抑圧的な政策をとる同国政府に対し、民主化を強
く促すとみられる。
米政府はまた、この三カ国がイスラム原理主義組織タリバンが実
効支配するアフガニスタンと地理的に近く、麻薬の流通ルートにも
なっていることを懸念している。国境地帯をイスラム原理主義勢力
が自由に往来しているとの指摘もあることから、国境警備の強化や
テロ対策での協力を呼び掛ける方針だ。
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