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横須賀の米空母は「核の傘」 米当局者が名言
米海軍横須賀基地(神奈川県)を米空母ミッドウェーの拠点とする前年の1
972年にあった日米協議で、米政府当局者が大平正芳外相(故人)に対し、
横須賀に出入りした米空母は「日本のための核の傘の非常に重要な一部」と明
言したとする米政府の機密文書が、米国立公文書館で発見された。文書は、そ
のうえで、米艦船の一時寄港などは核搭載をめぐる事前協議の対象外と了解し
たとされる、63年の大平外相・ライシャワー駐日大使の協議を引用。実際に
は母港化なのに「寄港が増える」だけだとして、米政府はミッドウェーの核搭
載の有無が事前協議の対象外であると伝えたことを示した。米空母による核持
ち込みが極めて色濃くなった。
この文書は72年8月、ハワイであった大平外相とジョンソン国務次官の会
談の内容を報告した。秘密指定されていたが、その後、米国立公文書館が公開
し、在日米軍の実態などを調査している市民団体「ピースデポ」の梅林宏道代
表が見つけた。
文書は、冒頭の部分でジョンソン次官の発言を記録。同次官は「ベトナム戦
争前、米国は3隻の空母を西太平洋で維持していた。これは日本のための核の
傘の非常に重要な一部だった。以前はこうした空母は横須賀基地に寄港し、出
入港を繰り返した」と述べた。
米国は艦船の核搭載を「否定も肯定もしない」という政策をとっていたが、
「核の傘」という表現で、少なくとも60年代前半の核搭載空母の日本入港に
言及している。
そのうえで、次官は、少数の空母を西太平洋で効率的に運用するために、横
須賀を空母の母港にしたいと提案した。その際、乗組員が家族と頻繁に会える
ように、軍人の家族を横須賀地区に居住させるが、空母の寄港数がこれまでよ
りも増えるだけだと説明した。
さらに、次官は「63年の大平外相とライシャワー大使の協議に基づく限り、
状況は少しも変わらない。艦船を日本に配置するわけではない」と発言した。
(03:14)
http://www.asahi.com/0403/news/politics03003.html
めいげん【名言】
確かにそうだと感じさせるような、すぐれた言葉。「―を吐く」
(岩波国語辞典)
#実際には母港化なのに「寄港が増える」だけだ#
惜しむらくは「名言」っ〜よりは「詭弁」かな?
めいげん【明言】
〔名・ス他〕はっきり言うこと。「―を避ける」(同上)