Tweet |
回答先: 読売新聞はインターネット時代のメディア戦略を読み違えた!? 投稿者 転載広告批評 日時 2000 年 4 月 26 日 05:21:57:
今朝(5/23)の日本テレビのモーニングショー(午前7時代)の政治コーナーで、選挙戦を控えた各政党のメディア戦略が紹介されていた。
といっても、ほんの2〜3分のコーナーだから、実際に紹介していたのは都内の河原で800人のエキストラを使ったという民主党の“腐れ青春ドラマ”チックなテレビスポットCMと、自由党のインタクタコードを使った新聞広告だけである。
インタクタコードは読売新聞がパソコン時代を乗り切る戦略として採用したバーコードと同様の原理で簡単な画像や音声を“砂粒状のパターン”にしたもので、デジタルスキャナでこれをパソコンに取り込んで、特殊なコード変換ソフトで処理してやると、パソコンで画像や音声が聞けるというもの。
しかし、しょせん紙の上にドットで配置したコードだし、一度に印刷できるスペースは限られているので、たとえば音声記録の場合、数秒間の音声が再生できるにすぎない。パソコンを持ってる人を相手にするなら、いっそホームページを充実させて、ダウンロード可能な画像や音声ファイルを豊富に用意したほうが優れてのは、いまさら言うまでもない。
4月26日の投稿――「読売新聞はインターネット時代のメディア戦略を読み違えた !? 」で、これがいかに馬鹿げた道具かを指摘しておいたが、さすがに最近では……といってもまだ導入してから1ヶ月しかたってないが……読売新聞の紙上でも、インタクタコードはめったに登場しなくなった。 そりゃそうだ。 だって使い道がないんだもん(笑)。
ところが、使い道のない道具を選挙宣伝に使うトンデモ政党が現われた。つまり、いまや文字どおり「小沢一郎のワンマン政党」と化した自由党である。
日テレの朝番組では、自由党の新聞広告の“売り物”であるインタクタコードの使い方を“実演公開”していた。……「まずこうやって新聞をスキャナーに読ませます。そうしてパソコンを動かすだけで――(といって解析ソフト起動)――ほら、音が聞こえてきた。……ニッポンイッシン、ジユウトウ、オザワイチロウデス……。」
そう、これだけ手間のかかる作業をして「日本一新。自由党、小沢一郎です」という5秒にも持たないオザワの声が出てくるだけ……。 アホか。
まったく無意味な、手間がかかるだけのインタクタコードを、小沢自由党はなぜ政党広告につけたのか? 合理的に考えれば“現代科学でも解明できない”という怪談の領域に入ってしまう。 しかし敢えて、その理由を推測してみると――
1. 「日本を変える」という未来志向のイメージを印象づける目玉商品を探していたら、インタクタコードの唯一の実践者である読売ナベツネに、たぶらかされた。
2. イスラエルのインタクタコードを開発した軍事公安企業や、その日本での代理店を務める富士通からのセールスに、たぶらかされた。
……まあ、小沢自由党サイドはIT技術革新を見当違いに過大評価し、ナベツネなり、富士通なり、イスラエル勢力とのお付き合いという意味で採用したんだろな、あえて理由を探すとすれば……。
小沢は数年前には米国の外交問題評議会(CFR)を公式訪問し、CFRの国際宣伝雑誌である『フォーリン・アフェアズ』でも“日本を改革できる政治家”として期待をかけられていたな。 そういえば『フォーリン・アフェアズ』の論文は当時は中央公論社が嬉々として紹介していたものだが、今は朝日新聞社の『論座』でお披露目されている……。 そういえば、そういえば、昨晩のテレビ朝日のニュースステーションは、小沢一郎のスペシャル宣伝番組みたいな、やけに不自然な内容であったぞ……。
小沢は、現在、CFRの鉄砲玉としてどれほど期待されているのか? その政治的資金源に富士通は噛んでいるのかな? シオニスト勢力の庇護を受けているのかしら? あるいはモサドの……?
インタクタコードなどという奇妙な道具を持ち出してくるものだから、その不自然さゆえ、いろいろと勘ぐりたくなってしまうのです。
------------参考-------------------------------------------
(読売新聞のHPに掲示されている「インタクタコード」の広告より抜粋)
◆イスラエルで生まれた技術
インタクタコードは、中東のハイテク頭脳立国・イスラエルで生まれた技術。イスラエルには、東西冷戦が終わってから、東欧諸国で高い教育を受けた
ユダヤ系の技術者が集まってきており、米国のシリコンバレーに匹敵するハイテク企業群の戦力となっている。
「インタクタ」は、英語のインタクト(完全な、完成した)を元にした造語で、インタクタ・ラブズ・リミテッド社が開発した。
食品や本、CDなどについているバーコードは、商品の在庫や売り上げ管理などに利用されているが、盛り込めるデータ量も20―30文字程度と少なく、より高密度のデータ記録を目指して、インタクタコードが生まれた。
-----------------------------------------------------------