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ソニーが設立する方針を固めているインターネット銀行に、米大手投資銀行のJPモルガン・グループが資本参加することが二十九日、明らかになった。三十日発表される。JPモルガンの出資比率は3〜5%程度で、これによってネット銀行への出資はソニー、さくら銀行、JPモルガン・グループで構成されることが固まった。近く金融当局に銀行免許の取得を申請し、二〇〇一年の営業開始を目指す。
JPモルガンは一八六一年創設にされたアメリカ有数の名門金融グループで、M&A(企業の合併・買収)や資産運用業務を得意とする投資銀行を傘下に持つ。ソニーは、JPモルガンから投資業務のノウハウを得たい考えだ。
ソニーのネット銀行は、個人がパソコンなどを使ってインターネット・ホームページで取引を行うことを前提としており、資本金二百億円程度になる見込みだ。ソニーが約80%、さくら銀が10数%出資することになる。
(3月30日3:09)