Tweet |
【ワシントン27日=坂元隆】
米国務省のフォーリー副報道官は二十七日の会見で、「北朝鮮がスーダンにイラクのためのスカッド・ミサイル工場を建設する」との報道に言及、「これらの情報をきわめて深刻に受け止めている。徹底的に調査する」と述べた。
この報道は、ニューヨーク・タイムズ紙の著名なコラムニスト、ウィリアム・サファイア氏が二十三日付同紙のコラムで伝えたもの。それによると、国連制裁により国内でスカッド・ミサイル開発を禁じられているイラクが四億七千五百万ドルを投じ、北朝鮮にスーダンの首都ハルツーム郊外でスカッド工場を建設するよう依頼した。財政破たんに陥っているスーダン政府は資金の一部を受け取ることで工場建設を認めたという。
さらに、消息筋によると、五週間前に北朝鮮の専門家グループとイラクの軍事調査団がそれぞれハルツーム入りし、準備を進めているという。
(3月28日11:49)