Tweet |
03/25 09:19 相当量の化学兵器保有 米が北朝鮮の脅威指摘 外信30 #01
【ワシントン24日共同】米国防総省は二十四日、化学・生物兵
器に関する報告書を発表、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が一
九八九年以降神経ガスなどを大量に生産する能力を持っており、相
当量の化学兵器を現在保有していると指摘した。
報告書は、北朝鮮が生物兵器も一九六○年代以降、開発努力を続
けているとして、核・ミサイルと合わせて同国による大量破壊兵器
開発の脅威の高まりを強調した。
報告書は北朝鮮のほか、中国、インド、パキスタン、イラン、イ
ラク、シリア、リビア、ロシアを化学・生物兵器を保有しているか
保有の疑いのある国として挙げ「今後十年で化学・生物兵器の脅威
は拡大する」としている。
続き (改行で表示 E:終了)
>
(続) 000325 0918
[2000-03-25-09:19]
03/25 09:19 相当量の 外信30 #02
北朝鮮については、化学兵器計画を「水準の高いもの」とし、神
経、皮膚、呼吸器、血液に障害を起こす兵器を自前で大量に生産で
き、韓国との交戦での使用を想定と指摘。防護マスク・服の着用、
除去手段の訓練も広範囲に行っていると述べている。八九年に能力
を拡大した経緯は触れていない。
また、生物兵器開発能力は西側の基準からすれば初歩的だが、一
九九○年代初頭には北朝鮮の医療施設、大学などで炭疸(そ)菌、
コレラなどを使った軍の研究が伝えられたという。
報告書は中国が幅広い種類の化学兵器を保有し新たな開発計画を
持っているとみられると述べ、中国政府の公式見解にもかかわらず
生物兵器戦の計画も放棄していないと結論づけている。
続き (改行で次頁 S:次文書 E:終了)
>
(了) 000325 0918
[2000-03-25-09:19]
03/25 09:31 化学・生物兵器報告の要旨 外信32 #01
【ワシントン24日共同】米国防総省の化学・生物兵器報告の要
旨は次の通り。
一、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は一九六○年代から生物
兵器を開発。化学兵器は自前で大量生産でき、韓国攻撃に備え相当
量保有。
一、中国は生物戦計画を放棄していないもよう。化学兵器は幅広
く保有。
一、インドの生物工学施設は生物兵器に対する防御研究に使われ
ているが、兵器開発も可能。インド政府は化学兵器戦計画を認めて
いる。パキスタンも化学・生物兵器生産能力持つ。
一、イランは生物兵器開発中とみられる。皮膚、血液などに障害
続き (改行で次頁 S:次文書 E:終了)
>
を起こす化学兵器を保有。イラクは湾岸戦争前に持っていた中東最
大の生物兵器戦、化学兵器戦能力の一部を今も保持。
(続) 000325 0931
[2000-03-25-09:31]
03/25 09:31 化学・生 外信32 #02
一、シリアはサリンなど化学兵器計画を保有。リビアは神経ガス
など少量の化学兵器を保有。
一、ロシアはかつて世界最大だった旧ソ連の生物兵器計画の放棄
を約束したが、重要な部分は将来に備えて手つかずで残っているも
よう。化学兵器も世界最大の四万トンを保有中。
一、各国は生物・化学兵器をミサイルなど運搬手段に組み込む能
力を高め、戦闘訓練も行っている。使用の可能性は広がったと言え
る。
(了) 000325 0931
[2000-03-25-09:31]