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単純な水質的な「汚れ」からトリハロメタンのような有害物質まで
はっきりいってかなりヤバイってレベルです。
そんなわけで長生きしたいのなら水道水を飲用にするのはやめましょう
ではなんで、「安全と水は〜」といわれたほどの日本の水道水がそれだけ
汚染されてしまったのか?
要因はさまざまだが、近年『進歩的保守主義者』を中心に叫ばれてきたのが
「生活排水悪玉論」だったりする。
上流ニ住ム者タチガモラルヲ守ラズニ暮ラシテイルカラ悪イ
下水道ヤ合併処理浄化槽ヲ設置シテ文化的デ進歩的ナ暮シヲヨ
ということで突然こんな法律がでてきたりする
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生活排水たれ流し禁止へ 合弁浄化槽設置を義務化
台所やふろ、洗濯の水などが川や湖に流れ込み、水を汚している現状を改める
ため、浄化槽法を改正し、生活排水の処理機能をもつ「合併処理浄化槽」の設
置を義務づける案が自民党内で固まった。対象は下水道の整備予定がない区域
で、3600万人がこの区域に住む。同党は各党に呼びかけ、議員立法で改正
案を今国会に提出、会期内の成立を目指す。合併処理浄化槽は、環境保全の観
点からここ10年ほど義務化が求められ、厚生省も法的規制の道を探ってきた。
義務化されれば、生活排水のたれ流しは実質的に禁止される。
家庭から出る汚水は、大きく分けてし尿と生活排水がある。浄化槽法は、公共
下水道などで処理されない場合、浄化槽で汚水を処理せずにたれ流すことを禁
じている。
ただ、現状では、し尿だけを処理する「単独処理浄化槽」の設置も認めている
ため、生活排水が処理されずに流される。改正案は、この点を改め、単独浄化
槽による処理を認めないことにする。
いまは、住宅などの建築確認申請があった場合に、市町村が窓口で合併浄化槽
の説明をして理解を求めている。改正後は、下水道の計画がない区域に住宅な
どを建てようとする人は、合併浄化槽を設置しなければならなくなる。
すでに単独浄化槽を設置している場合は、合併浄化槽に取り換えることを努力
義務とする。 (06:06)
http://www.asahi.com/0326/news/politics26002.html
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だがこれをみてもわかるとおり
京都府の浄化槽新設の推移 (基数)
http://www.kyokankyo.org/gappei/gappei_4.htm
義務化されていない現在ですら合併処理浄化槽新設率 94.9% なんて地区もある
わけでそれをいまさら法制化したところで実際問題としてはまったく意味がない。
選挙が近いといろんなパフォーマンスがでてくるというわけです。
もっともこの記事を書いた朝日の記者がそこまで考えて書いているのかはしらないが
結局の所、どんな汚染物質や危険物質であっても「水増し」して「濃度」さえ環境
基準を満たしてしまえばどれだけの量をじゃぶじゃぶ流しても文句は言われない。
こういうデタラメなことが許されている現状ではいつまでたっても水道水は危険な
ままでしょう。
重ねて言います。
長生きしたいのなら水道水を飲用にするのはやめましょう