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http://www.mainichi.co.jp/news/selection/news01.html
ホワイトハウス:
電子メールが意図的に消去された疑惑が浮上
【ワシントン25日清宮克良】ホワイトハウスの電子メールが1996年から約2年間にわたって意図的に消去された疑惑が浮上した。消された電子メールには、96年大統領選でのゴア副大統領の献金疑惑やクリントン大統領の女性スキャンダルに関するメールが含まれているとみられており、今回の大統領選で共和党の指名を確定したブッシュ・テキサス州知事が民主党候補のゴア氏を徹底的に追及する構えを見せている。
ホワイトハウス側は「故意の消去ではなく、システムの管理ミス」と主張しているが、司法省は「疑惑をめぐる議会や独立検察官の調査から逃れるため消去した疑いがある」として調査に乗り出した。96年の献金疑惑では、司法省特別捜査班の元班長がゴア氏に偽証の疑いを指摘していたことも明らかになっており、新たな電子メール疑惑はブッシュ陣営に”ゴア攻撃”の口実を与えたといえそうだ。
ゴア陣営は「共和党はブッシュ氏を有利にするために選挙目当てのスキャンダルを作ろうとしている」と反発。11月の本選挙に向けて両陣営によるネガティブキャンペーン(中傷攻撃)が激しくなる兆しを見せている。