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【香港支局16日】
十六日発売の香港の英字週刊誌「アジア・ウィーク」(三月二十四日号)は、西側情報筋の話として、イスラム原理主義勢力の指導者オサマ・ビンラーデン氏(45)が、じん臓病を患い重病だと伝えた。
同誌によると、病状は肝臓にも影響し始め、ビンラーデン氏の側近は透析に必要な医療器具の入手を試みている。現在、ビンラーデン氏の意識はあり、側近との会話も可能だが、情報筋によると「ビンラーデン氏の病状は末期的だ」という。
ビンラーデン氏はアフガニスタンを実効支配するイスラム原理主義勢力タリバンの保護下にあり、同国内に潜伏中と見られる。九八年八月のアフリカでの米大使館連続爆破テロの首謀者とされ、国連安保理は昨年、ビンラーデン氏の身柄引き渡しをタリバンに要求、経済制裁を発動している。
(3月17日0:11)