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2 01/02 16:44 廃油でペンギンに被害 豪州南部の観光地
【シドニー2日共同】日本人観光客にも人気のあるペンギン行進
で有名なオーストラリア・ビクトリア州南部のフィリップ島の海岸
に一日夜、船舶からの廃油が押し寄せ、二日夕までにペンギン五羽
が死に約五十羽が油まみれになった。
同州環境保護局などが上空から調査したところ、廃油の量は多く
ないが、油まみれになったペンギンの中には助からないものも出る
とみられる。同局などが廃油の出所の特定を急いでいる。
廃油は一日夕から、フィリップ島ノービーズ地区に押し寄せた。
国立自然公園監視員らが廃油にまみれたペンギンを保護し、同島の
動物病院で洗浄した。
フィリップ島は州都メルボルンの南東約百二十キロにあり、世界
最小のフェアリーペンギン(体長約三十センチ)が日没後、群れを
なして巣に戻る「ペンギンパレード」が観光名物になっている。
[2000-01-02-16:44]