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チェチェンで解放されたロシア少女、米が入国拒否?
ロシアのチェチェン武装勢力に7カ月間拘束され、指を切り落とされて解放された
ロシア人の13歳の少女が米国への入国を拒否された、と問題になっている。米国
の出版社の招きで、治療と記者会見を兼ねて訪米する予定だったが、モスクワの米
総領事館がビザの発給を拒否したという。チェチェンでのロシア軍の「残虐行為」
を非難してきた米国が、武装勢力側の蛮行をあまり表ざたにしたくないためでは、
との見方も出ている。
イタル・タス通信などによると、ロシア南部のサラトフに住むこの少女は昨年5月、
学校からの帰宅途中に誘拐され、チェチェンで人質生活を強いられた。武装勢力側
は当初、実業家の父親に500万ドルの身代金を要求。工面が遅れた間に少女の左
手の指2本を切り取り、父親のグリゴリーさんの元へ届けて催促した。ロシア治安
当局が昨年12月に解放にこぎ着けたが、100万ドルの身代金が実際に支払われ
たと言われている。
在ロシア米総領事館は2日、「ビザ発給は拒否していない。両親を面会に呼んでい
る」と否定したが、父親は「そうした呼び出しはない」と主張。少女のパスポート
には米国への入国を拒否するスタンプが押されているという。
少女を招待した出版社のモスクワ事務所長がビザを申請したのは2月25日。この
日は、ドイツのテレビ局が放映した、ロシア軍がチェチェン武装勢力の遺体をトラ
ックで引きずっているとされるビデオ映像をきっかけに、米国がロシアへの批判を
改めて強めた日だった。(20:06)
http://www.asahi.com/0304/news/international04012.html
>ロシア軍がチェチェン武装勢力の遺体をトラックで引きずって
>いるとされるビデオ映像
ちなみにこれもやらせだったわけですがね。
2000年3月1日(水) 21時13分
チェチェン残虐映像の特派員を解雇=ロシア記者からの購入認める−独TV(時事通信)
【ベルリン1日時事】ドイツのニュース専門放送局N24は29日、ロシア・チェ
チェン共和国でロシア軍による残虐行為を撮影したとしていた同局モスクワ特派員が、
実はビデオテープをロシア人記者から購入するなど虚偽の報告をしていたと発表した。
同局幹部は「ジャーナリズムの基本原則を踏みにじる行為だった」として陳謝、同日
付でこの特派員を解雇した。[時事通信社 2000年 3月 1日 21:11 ]
http://news.yahoo.co.jp/headlines/jij/000301/int/21134001_jijintx451.html