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回答先: Re: ●というわけで、全然違う話ですが● 投稿者 ●鈴木方斬● 日時 2000 年 3 月 02 日 09:58:11:
新着情報 & 雑話
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雑話集/第14話
□〓男と女の参考書〓□ 鈴木方斬 著
以下は、SEXとは直接には関係しませんが、
男女関係の中に起きるさまざまな現象を、雑感としてまとめてみました。
もしも、皆様にとって、何か参考となる部分があれば、お役立て下さい。
◎非常に判りやすい事例1〓【独占欲】
◎ある優しさのない男が、自分の付き合っている女に新しい男が出来たと
思いこんだり、実際に出来た場合、とたんに急に女に優しくなった場合。
女は絶対にこれに乗って、心を開いてはいけない。
関係が破局しかけていた場合などは、復縁も禁物。
◎たいていの場合、急に優しくなった男に対して、女は
「やっぱりこの人は優しいんだ」とか「うまくやっていけそう」と
思ってしまうが、これは破綻する。
◎なぜならば、その男がなぜ優しくなったかを考えてみればよい。
本当に優しい男ならば、最初から最後まで一環して優しい。
しかし、自分の女に新しい彼が出来て、それで焦って優しくするような
男は、その危機が去って、女が自分のところに戻ったら、
すっかり安心して、余計に横暴になる可能性が高い。
◎それまでを反省して優しくするよりも、逆に、
「ほら、やっぱり俺のほうを選んだ」と傲慢になったり、
「口で言えばなんとかなるんだ」と思ってしまう。
その結果、復縁したら実際には前と何も変わらない態度を女に取ることが
圧倒的に多いのである。
◎そもそも、ライバルが現れて追い詰められてからでないと、女に優しく
しない男などは、普段は何もしない男ではあるまいか。
しかも、もしも結婚でもしたら、連日がその「普段」なのだから、
そういう男は、生涯、決して女に優しくする事は出来ないのである。
○非常に判りやすい事例2〓【嫉妬】
○焼きもちを焼いてもらいたくて、別に男がいるようにフェイントを
かける女がよくいる。ここで、もしも男が焼きもちをやかないと、
女は「焼きもちもやかないなんて、あたしを愛していない証拠よ」
とか言い始める。
○ここで、さらに男が「だって、僕は君の自由を束縛したくない」とか
トドメを刺して言おうものなら、そういう女は、
「そんなのは、嫌だ。男なら、私をちゃんと捕まえておいてよ」とか言う。
○そこで、「じゃー、徹底してしばいたろか」と言わんばかりに、
「では、私の言う事は何でも聞け。私の下僕になれ。こうしろああしろ」
とか言うと、女は言う「嫌よ、私にも自由がある」。
男は言う「あばよ」
○いわゆる、「お子ちゃま女」の物語である。こうなると男は最後に言う
「てめー、一体どうして欲しいんだ???」
○この手の女は、愛情の強さすらも他人からの愛に依存し、
結局は、自分からは積極的に愛そうともせず、
「あなたが私を強く愛さないからいけないんだ」と、破局の原因を
すべて相手の男の愛の不足のせいにするのである。
●やや判りにくい事例〓【男の保護欲】
●一般論なので例外はあるものの、
男に嫌われるような男は、必ず女にも嫌われる。
●ところが、女同士に嫌われる女は、男たちには好かれたりする。
最近私の親友(女性)の一人が、「女の人がいいと思う女性に対して、
男は振り向かない事がある。男の目のほうがと女に対しては、
女よりも厳しい点数をつける」とか言っていたが、これは間違い。
男は別に女性の外見に対して点数をつけているのではない。
●女性は基本的には「自立した女性」が好きであったり、
そういう女性に憧れる。
ところが、多くの男性は、自立した女はあまり好まない。
なぜか?。それは男が女に投影するのは、保護欲であるからだ。
保護欲とは、「自分がこの女を守らねば」と思う事である。
●しかし、おうおうにして、男からそのように見える女性は、
女たちからは嫌われる。なぜならば、男の保護欲をそそる女とは、
かよわく、目立たず、ちょっとはかなげで、陰りがあり、
しかしそれでいて、他の女性よりも男性から
やけにもてるものだから、女性にとってはライバルとなりやすい。
しかも、男の保護欲をそそる女性に対して、多くの女たちは、
軽蔑の目すらむけることがよくある。「能無しの泥棒猫め」と。
●また、そのような保護欲をそそる女は、
常に自分を絶対的に保護してくれる、強い男性を切望している。
男は、そういう女(または自分より弱い者)を見ると、
自分にも力があるのだという錯覚に陶酔するのである。
●もしもこのような保護欲をそそる女と、
彼女によって保護欲を刺激された男がひっつくと、
これは、完璧な依存関係に陥り、独占欲によって最後は破局する。
●ここで学ぶべきことは、そもそもの間違いは、
自分にない要素を他人によって埋め合わせようとする発想や、
自分の寂しさを他人で埋め合わせようとする事にあるのだ。
■判りにくい事例〓【完璧な男女関係】
■自立した女は、男の保護欲の対象にはならない。ところが、
この自立した女性こそ が最後に幸福を手にする。または、
理想的男性に巡り合う可能性を持つ。
■男女関係における最も賢い状態(本当のラブラブ状態)とは、
両方が自立しており、精神的にも、一人でいることを楽しみにする者、
この二人が接触する時である。
おのおのが、自分のペースを決して崩さず、
相手にもそうしていて欲しいと願うのである。
■この男女関係の最大の特徴は、レッテル張りがないことである。
婚約とか、結婚とか、同居とか、ずっと一緒だとか、あなた一人だけとか、
あるいは、付き合っているとか付き合っていないというレッテルすら、
存在しない。
しかし、この関係性が最も楽しいものであることは、誰しもが知っている。
■皆さんの恋愛経験をよく思い出して欲しい。
恋愛の最も初期においては、互いに相手に「自分のものです」という
シールを張りつけてはいないであろう。
それが原因で、二人は自分の自由を束縛されてはいない。
その自由で楽な心境の中において、互いの魅力は最も発揮されるのである。
■また、同等の立場で遊ぶことの楽しさもここにあり、
婚約とか、付き合おうという取り決めをするよりも、
かえって深い信頼関係を生み出すことが多い。
こうしたカップルは、恋人というよりも、むしろ戦友に近い絆を
持つことがよくある。
■これを分かりやすい喩えで表現してみよう。
二羽の鳩がいたとする。二羽の鳩が、たまたま同じ方向に向かって飛んでいた
時に出会ったとしたら二羽の鳩はとても楽しい飛行を過ごすことになるだろう。
二羽の鳩は、そのとき、たまたま並んで飛んでいるのであるから。
そこには、なんの無理も生じない。
■ところが、もしもその二羽の鳩が互いの足を紐で繋いだらどうなるだろう?
まもなく、その二羽は、地上に落ちてしまうだろう。
「俺は餌が食べたいんだ」と一羽は言い、
もう一羽は「あたしは今、眠りたいのよ」と言おうものなら、
どちらかの意志が阻害されてしまうのだ。
譲歩できるのも、もはや時間の問題で、やがて二羽の鳩は対立し、離別するか、
さもなくば、共倒れになることだろう。
■すなわち、最も理想的な男女関係とは、
単独になったり、時には並んで飛んだりの不安定な関係、
すなわち「無常をよしとせよ」ということである。
■しかし、平凡な頭の人達がこれを聞くと、ほとんどの場合には、
「相手に騙されているんじゃない」「利用されているだけじゃない」
「本気じゃないんじゃない」「ちゃんと、向き合っていないんじゃない」
などいう口出しをし始める。
■ところが、真実は、二羽の鳩は「向き合ったら飛べない」のだ。
向き合ったら飛べるわけがない。飛ぶためには、平行に並ぶ必要がある。
もしも向き合いでもしたらやがては、
「お前が邪魔だ」「どけよ。」「俺の前から消えてくれ」となるに決まっている。
■従って、結論としては、
1・・互いをどんな紐によっても繋ぐことなく、
並んで、同じ方向に向かって飛ぶこと。
2・・足かせもなく、ゆらゆらと、時には近づき、時には離れて。
3・・互いが、基本的には自分勝手に生きている。
それがたまたま相手と一致すればよいのである。
◇【補足】〓【真剣に向き合うという事】
◇この自由恋愛に対しては、
恋愛とは我慢や歩み寄りが必要だとする一般論がある。
しかし、男女が「真剣に向き合う」という場合には、
その真剣に向き合うというニュアンスが、
そもそも「男女では異なることがある」のに注意すべきである。
◇女にとって二人の関係を「真剣に考える」とは、
ようするに、自分を甘やかして欲しいという、
彼女にとって都合のいいところだけには真剣になるのである。
また、多くの場合には、女性の「生活の保証や愛情の保証」といったものが、
その「真剣に向き合う」の論議の対象となるのである。
◇一方、男の言う真剣とは、物事を真剣に考えたり意見することである。
よく、女性の方が現実的であるという定説があるが、
実際には、こと恋愛に関しては、
男性の方が遥かに現実に即して物事を考えることが多い。
◇もしも男性が相手の女の要望どおりに甘えを許し、生活を保証する、
ただのそれだけの事をし続けたら、男はやがて言うだろう。
「俺はお前の下僕じゃねぇー」
◇また、そうした甘えを女に許し続けたとしたら、
その女は、だらしなくて、弱い、すさんだ、嫌な女になってゆく。
◇頼りない感じで、保護欲をそそる女性に飛びついた男性は、
やがては、「ちっとは自立しろよー」と言い出し、破局を迎えるのである。
■では、完全なる男女関係のための原則とは何か?・・それは、
1・・両方が自分の世界をもっている。(自立)
2・・二股、三股などに免疫を持っており、
ある程度は貞操観念を捨て去る。(独占欲の放下)
3・・そうした関係に口出しをする世間の言葉に耳を貸さない。(信念)
◆ここで、ひとつ試みに、女性の皆さんは次の事を考えてみるといいだろう。
本命(または本妻)と愛人はどちらがいいか?
◆本命は関係が安定はしているが、さんざんな苦労もまた相手の男と共にする。
これは、伴侶としての理想の姿ではあるが、いざそれが現実となると、
なんと、文句を言う者の多いことか。
◆愛人は、関係は不安定だが、一言に言えば、「いいとこ取り」である。
愛人という立場は、女性たちからは、時には軽蔑の目で見られるが、
その現実においては、結構幸せなのである。
しかも、愛人は、男からは、いつまでも一人の「女」として見られる。
一方、結婚や同居をすれば、女としてではなく、「家政婦 兼 母親」として
見られるようになってゆくのである。
☆かなり判りにくい事例【EO師の愛人の事例1】
☆EO師と寝た女性の一人がこんな事を話したことがあった。
「彼にイカせてもらった少しあとになると、体と心はイッたけど、
何か行き場のない感情が、湧きあがってきたの。
☆その感情をどうにかしたくて、言葉で言ったら楽になるのかと思って、
あなたを好きとか、愛している、と言ったけどまるで違うと感じたの。
愛しているとかそういう程度の低い感情ではなかったの。そして、
言葉で言えないので、私はそれを行為で表そうとした。
☆すると、それは、ゆっくりとした、頬ずりのように、
彼に体を静かに触れ合わせる瞬間に伝えることが出来たように思う。
今思うと、もしもそれを言葉にすれば、『イケた事の嬉しさ』、そして
『イカせてもらった事への感謝』と彼への『愛おしさ』の交 じったような
感情だった。そう、あの行き場がないほどに、沢山湧きあがるあの感情は、
『崇高な感謝』以外の何物でもなかった。」
★最も判りにくい事例【EO師の愛人の事例2】
★EO師に最も長く付き添っていた女性は、こんな事を語ったことがあった。
「EOに執着できるか、EOに女の独占欲というものを向けられるのかと
自問したことがありました。しかし、そんな事は、全く不可能でした。」
★「なぜならば、あまりにもEOの気配は希薄すぎて、
私にはEOの「一体何に?」執着したらいいのか分からなかったからです。
執着するにも、独占するにも、EOの『何に?』そうしたらいいのか、
見出せませんでした。EOは、いつ死ぬか分からないような状態でしたし、
私も、そうでしたので、そこには下手な未来など入り込めませんでした。」
★「それが結果として、EOといるときには私は常に「今ここしかない」
という感じに包まれていました。」
★また、私は「EOに何かを求めていたのではなく」、ただEOといると、
安心できて、自分の居心地がいいのでEOに会いに行っていたのです。」
★このように語った彼女は、ある時、EOが彼女とは別の女性と結婚すると
宣言したのを聞いた。その時、彼女は、かなり悩んだのだが、それでも、
深く自分の本心を内省した結果、ある結論を引き出したと言う。
★彼女は、過去の三角関係の恋愛において、最初は一番の位置にいたのが、
後から来た者によって、2番の位置になってしまった経験があった。
★ここで、普通の女性ならば「今度こそ一番の座を手にするのだ」と、
なりそうなところなのだが、彼女は「一番でなくてもいい」と思った。
「EOが私を嫌いになったわけではない。
たとえ1番でなくても、EOに会えるだけでもいいのだから」と彼女は思った。
★それから、まもなく、すぐにEO師は、その別の女性との婚約を破棄した。
そして、その「私は1番でなくてもいい」と納得した女性が、
結局は、その後、EO師と最も長い間、親しくなったのであった。
つまり彼女は「独占欲」も持たず、
「EOを自分だけのもの」にしようとも
せず、「一番になること」にも拘らなかったが、それが原因で、
まさに、EO師の意識状態と共鳴したのである。
なぜならば、EO師は自分に独占欲を向ける女性には振り向かず、
無欲な者だけを友としていたからである。
★しかも、その女性は、EOと会う時には、必ず4日ほど前から、
行法を毎日行ったという。彼女の説明によれば、そのようにした理由は、
「EOに会う時に、自分が不安定な状態だと、EOに失礼になると思ったので、
会う前には毎回数日前から瞑想をしていた」と言う。
また、彼女は、
「それは、たとえば恋人に会う前に身だしなみを調えるのと同じように、
EOに決して失礼にならないように、
自分の内面の身だしなみを調えるようなものでした」とも語っていた。
★そんな、彼女に対しては、EO師も、会う数日前から、
彼女とのSEXのためだけに限っては、準備としてのさまざまな呼吸法や
瞑想を欠かすことは無かったという。
★EO師は、結局のところ、
「全く放っておいても大丈夫な女性」を、決して放っておかず、
逆に「あたしを放っておかないで」と頼むような女性の事は、
完全に無視して、放っておいたのである。
★ちなみに、EO師の死の最期にEO師と共にいたある別の女性(事例3)は、
最初のうちこのEO師の特性が全くわからずに、散々に苦しんだそうであるが、
最終的には、EO師のそばで、共に数年を暮らし、心身ともに師と融合し、
彼女もまたEO師とほぼ時期を同じくして他界した。
【このシリーズは、読者の皆様の希望があれば、続くかもしれない】
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執筆監修:鈴木方斬(すずきほうざん)
HP作成:黒間玄元(くろまのりゆき)ハンドルネーム:bv
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