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02/29 16:25 ハイダー氏が党首辞任 国際批判回避狙う 次期首相 外信57 #01
【ウィーン29日共同=八谷敏弘】オーストリアの極右政党、自
由党のハイダー党首は二十八日、ウィーンで記者会見し、党首辞任
を表明した。自身のナチス擁護発言や同党の連立政権参加で、欧州
連合(EU)加盟諸国を中心に高まるオーストリア政府への国際的
批判をかわすのが狙いとみられる。後任には副党首のリースパッサ
ー副首相が就任する。
南部ケルンテルン州知事も務めるハイダー氏は「党首と知事の両
立が難しくなった」と辞任理由を述べ、国際的批判の影響を否定す
る一方、知事の座にはとどまり「政治活動は続ける」と強調、引き
続き次期首相を目指す姿勢を示した。辞任には、新政府が抱える税
制改革など不人気な政策から距離を置くというしたたかな計算もあ
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りそうだ。
(続) 000229 1625
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02/29 16:25 ハイダー 外信57 #02
ハイダー氏は二月四日に発足した国民党主導の連立政権には入閣
しなかったが、ナチス擁護発言への国際的批判に対し「(欧州単一
通貨)ユーロは流産した」「(欧州諸国の)制裁が続くなら法的手
段に訴える」などと挑戦的な発言を繰り返し、シュッセル首相(国
民党)は一段と苦しい立場に追い込まれていた。
連立政権発足後、EU加盟十四カ国はそれぞれ外交関係の制限な
どの制裁措置をとり、オーストリアは孤立状態に追い込まれている
。
ハイダー氏は一九八六年に党首に就任。八九年にケルンテン州知
事に就任したが、ナチス擁護発言で九一年に辞任。その後も外国人
排斥発言などを繰り返していたが、昨年知事に返り咲いた。
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(了) 000229 1625
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