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ロシア軍がミサイル発射 チェチェン攻撃、米軍発見
【ワシントン31日共同】米国防総省当局者によると、ロシア軍
は三十一日、対チェチェン共和国攻撃で、短距離射程のスカッドミ
サイル三発を発射した。北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)の
軍事衛星網がロシア軍のミサイル発射を発見した。
対チェチェン作戦でのスカッド使用が報じられたのは初めて。ロ
シアのエリツィン大統領辞任を機に大規模攻撃に乗り出した可能性
もでている。
国防総省当局者は標的や発射時刻などは明らかにしなかったが、
コンピューターの二○○○年問題に関連して記者会見したピカリン
グ米国務次官は、ミサイル発射が二○○○年問題とは無関係である
と確認した。
米国とロシアはコロラド州のピーターソン空軍基地の「戦略安定
センター」で二○○○年問題でのミサイルの監視に当たっており、
射程五百キロ以上のミサイルの発射の際は相互通告することになっ
ているが、三発のスカッドは五百キロ未満で対象外だった。
[2000-01-01-11:21]