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公安庁は「はしゃぎ過ぎ」、野党議員が痛烈に皮肉り批判
オウム真理教(アレフに改称)に対する団体規制法の立ち入り検査で、公安調査庁の「奮闘」ぶりが「生き残りの意図が見え見えで、はしゃぎ過ぎだ」と、18日の衆院法務委員会でヤリ玉にあがった。質問したのは民主党の枝野幸男氏。背中に「公安調査庁」と白抜き文字が入ったそろいの青いジャンパー姿の公安調査官たちが教団施設へ入る場面がテレビに映し出されたが、「隠密行動が使命のはずだったのでは」と皮肉った。
臼井日出男法相は「オウム側に身分を明示しなければならなかった。ジャンパーは手段の一つ」と弁明したが、「身分証明書の携帯で十分なはず」と切り返された。
公安調査庁に対しては、「東西冷戦時代の遺物」などと厳しい声が強い。それだけにオウムへの観察処分は存在感を示す機会と、同庁は高揚感は隠せないようだ。枝野氏は「存在をアピールしたいのなら、一般市民の生活を守るための調査をしてはどうか」と転身をすすめた。(00:18)
http://www.asahi.com/0218/news/politics18023.html