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氷点下30度で1週間生存 アルプスから米国男性生還
【ジュネーブ31日共同】スイス・アルプスで遭難した米国人男
性(23)が一週間近く氷点下三○度の山中で耐え抜き、十二月三
十日に無事救助されていたことが分かった。AP通信が伝えた。
男性は同月二十四日、イタリア国境に近いスイス南部ツェルマッ
トの宿舎から一人でマッターホルン方面へ登山に出発。悪天候で下
山できなくなり、救助隊の捜索で三十日に発見された。両足が凍傷
になるなどしているが命に別条はないという。
地元警察によると、男性は岩の下に身を潜め、寒さや強風をしの
いだ。十分な食料と寝袋などの防寒具を所持していた。
欧州各地は十二月二十五日から二十七日にかけて暴風雪などの悪
天候に見舞われ、各地で雪崩被害が起きている。
[2000-01-01-11:19]