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02/16 17:54 緊急時に国家備蓄を放出 通産省、石油途絶に対応 経済09 #01
共同
通産省が地域紛争などによる日本への石油の一時的な供給途絶に
対応するため、民間に義務付けた石油備蓄の市場への優先放出を改
め、通産相の判断で国家備蓄を優先的に市場へ放出する方針を決め
たことが十六日、分かった。
同省によると、緊急時の初期段階に石油元売り会社や精製業者な
どの一時的な石油不足を補うことで、産業界や市場の混乱を防ぐの
が主な目的。現在、続いている原油価格の高騰など、全世界的な現
象への対応は主目的ではなく、今回も放出の考えはないが、「極端
な高騰で消費者にも被害が出るなどの場合では対象となるケースも
出てくるだろう」(資源エネルギー庁)という。
(続) 000216 1754
続き (改行で次頁 S:次文書 E:終了)
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[2000-02-16-17:54]
02/16 17:55 緊急時に 経済09 #02
湾岸戦争の際に、国際エネルギー機関(IEA)の要請に従い、
民間備蓄が放出されたことはあるが、日本の国家備蓄の放出例はこ
れまでない。
放出の際は、必要とする石油会社が入札に参加することになる。
緊急時は迅速性を要するため、一週間以内の手続きで二週間以内に
は全国にある備蓄基地からの船積みができるようにするという。
(了) 000216 1754
[2000-02-16-17:55]