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02/15 22:15 日本、核武装の可能性研究 2件の報告書、と韓国紙 外信106#01
【ソウル15日共同】韓国の中央日報は十六日付早版で、日本が
佐藤栄作内閣時代の一九六○年代後半から核兵器開発を検討した報
告書を作成し「原爆の製造は技術的に可能だが、外交的な孤立を招
くおそれがある」との結論を下していたと報じた。
同紙が独占入手したとする報告書は、内閣調査室(現在の内閣情
報調査室)が、蝋山道雄元上智大教授ら数人の核問題専門家に依頼
。六八年、七○年の二回にわたり、日本の核兵器開発能力と核兵器
保有の外交的影響などについて、それぞれ分析している。
佐藤元首相は六五年の日米会談で「中国が核武装するなら日本も
核を持つべきだ」と個人的見解を表明したことが米側の会議録草稿
で明らかになっているが、核兵器開発を政府が検討、分析したこと
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を裏付ける資料はこれまで見つかっていない。
(続) 000215 2215
[2000-02-15-22:15]
02/15 22:15 日本、核 外信106#02
報道によると、六八年の報告書は「少量の原爆製造は可能だが、
濃縮ウランを独自に製造するには八○年代半ばまでかかる」と予測
、核弾頭搭載のミサイル開発にも時間がかかると指摘した。
続く七○年の報告書は「日本より核兵器開発が先行している中国
から、核攻撃を受ける可能性もある」と中国の脅威を指摘。しかし
「中国をしのぐ核攻撃能力を持つのは不可能で、狭い国土で地下核
実験も難しい」と分析し「米国の(日本への)不信感も増し、外交
的孤立は避けられず、日本の安全保障(能力)は核武装で高まるこ
とはない」と否定的な見解をまとめたという。
(了) 000215 2215
[2000-02-15-22:15]