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02/13 16:25 30カ国の「新サミット」を IMF専務理事が提案 外経16 #01
【バンコク13日共同】カムドシュ国際通貨基金(IMF)専務
理事は十三日、国連貿易開発会議(UNCTAD)総会二日目の全
体会合で演説、国際金融システム強化の具体策として、二年に一回
は主要国首脳会議(サミット)に代えて、先進国と発展途上国の計
約三十カ国による「新サミット」を開催するよう提案した。
専務理事は「今後のサミットで議論すべき有益な議題になるだろ
う」と述べ、今年の沖縄サミットで議長国となる日本が議論を主導
するよう期待を表明した。
アジア通貨危機への対応で「途上国の実情を理解していない」な
どと批判を浴びたIMFが、途上国の意見をより反映させるのが提
案の狙いとみられる。しかし、米国や日本は多数の国が参加する意
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思決定システムには消極的で、実現は微妙だ。
(続) 000213 1624
[2000-02-13-16:25]
02/13 16:25 30カ国の 外経16 #02
専務理事は新サミットの参加国として、IMFと世界銀行の理事
会メンバーである日米欧、アジア、中南米などの途上国を挙げた。
国連事務総長らも交え、現在の主要国によるサミットと交互に隔年
で開催するとしている。
IMFや先進七カ国は昨年、中国やインドを加えた二十カ国蔵相
・中央銀行総裁会議(G20)を創設したが、同会議に意思決定機
能はない。専務理事は演説で「全世界を代表する国々による強力な
意思決定機関」創設の必要性を強調した。
カムドシュ氏は十四日、十三年間務めた専務理事ポストを退く。
この日が最後の公式演説となった。
(了) 000213 1624
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[2000-02-13-16:25]