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2000年2月9日(水) 14時30分
綾部市がエルサレムと友好都市に 日本の自治体で初めて (京都新聞)
イスラエルの首都エルサレム市と友好都市宣言を締結することになった京都府綾部市は九日、駐日イスラエル大使を招いて署名式を行い、四方八洲男市長が「世界の恒久平和を実現する」との宣言文書にサインした。エルサレム市と日本の自治体が友好都市宣言を結ぶのは初めてで、宗教法人・大本が仲介した。
署名式は午前十時から同市西町のI・Tビルで行われ、モシェ・ベンヤコヴ大使夫妻、大本の出口聖子教主、ヘブライ大学の辻田協二理事、地元各界の代表ら二百人が出席した。
綾部市は一九五〇年に日本で最初に世界連邦都市宣言をし、今回の友好宣言のキーワードは「平和」。エルサレム市のエフード・オルメルト市長がすでにサインし、綾部市に送付してきた宣言文書には「世界平和実現の共通目的を持って、友情の絆(きずな)を強める」と記されている。
両国の国旗が掲揚された会場で、宣言文書に署名した四方市長は「二〇〇〇年という大きな節目の年に、エルサレム市が平和へのパートナーとして綾部市を選んでいただいたことは日本、世界にとって意義がある」と喜びを語った。
[京都新聞 2000年2月9日]