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回答先: <オーストリア>極右連立政権 EU制裁恐れるなと自由党党首(毎日新聞) 投稿者 F.P.宣伝省@親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 2 月 06 日 00:47:28:
【クラーゲンフルト(オーストリア南部)5日=関厚夫】
国民党との連立政権を発足させたオーストリアの右翼政党、自由党の地盤であるケルンテン州のマティアス・ライヒホルト州第一副首相(自由党)は四日、産経新聞との会見に応じた。副首相は、欧州連合(EU)による政治制裁について、加盟国で社民政権が主流になっているからだと指摘。自由党の性格を「地方分権主義をとる愛国者だ」と説明した。
ケルンテン州は、過去にヒトラーの政策やナチ関係者を容認する発言をしたため海外からの批判が集中しているハイダー自由党党首が州首相。ライヒホルト州副首相はハイダー氏の側近と位置づけられる。
副首相は「自由党はいわゆる政党というのではなく、社会運動体と考えられる。『街の声』を直接、聞くことを重視しており、だからこそ、国内でわずか五万人しか党員がいないにもかかわらず、昨秋の総選挙で第二党になることができた」と述べた。同党がナチ関係者によって創立されたことについては率直に認め、「(創立者らは)ナチのなかでも開明派だったし、自由党は一度実質的に解体しており、今の党は新しい組織だ」と指摘した。
一方、EU加盟のほかの十四カ国による政治的制裁の決定に関しては、「現在のEU加盟国はごく一部を除いていずれも社会主義か社会民主主義政権。このため、主張の違うわれわれを目の敵にするのだ。行政機関の欧州委員会が加盟各国政府とは一定の距離を置き、冷静であることに注目してほしい」と述べた。
自由党はとくに、移民の制限や外国人排斥の主張を行ったことが批判の的になっている。副首相は「オーストリアはボスニアなどの政治難民に対してはこれまでと同様、受け入れるべきだ。しかし、経済難民については話は別だ。ケルンテン州ではその数は少ないが、ウィーンなどの大都市には数十万人の不法滞在者がいる。彼らに対しては断固たる措置を取るべきだ」とし、あくまで、不法移民を問題にしていることを強調した。
クレスティル大統領によるカバス自由党ウィーン支部長の国防相就任拒否については、「カバス氏は総選挙期間中にウィーンで『多すぎる外国人に歯止めを!』というスローガンを張った。その責任を取らされたということだが、こうした扇動的な選挙手法にハイダー党首は反対していた」と述べた。