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回答先: 世界ユダヤ会議、ホロコースト資産問題でオランダ大手保険に制裁(ロイター) 投稿者 F.P.宣伝省@親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 2 月 01 日 19:31:34:
【ベルリン2日藤生竹志】
第二次世界大戦中のナチス政権下で強制労働に従事させられたユダヤ人ら被害者に対する補償問題で、ドイツ商工会議所は2日、強制労働をさせたか否かに関わらず、傘下の企業約20万社に補償のための共同基金への拠出を求めることを明らかにした。
強制労働補償をめぐっては昨年12月17日、独政府と独企業が合わせて100億マルク(約5500億円)を支払うことで米国のユダヤ人団体ら被害者側と基本合意した。
しかし基金への拠出を表明している企業は、今のところダイムラークライスラーやドイツ銀行など約130社にとどまり、企業負担分の50億マルクのうち約20億マルクしか集まっていない。このため商工会議所は強制労働をさせなかった企業にも拠出を求める方針を決め、各社が年間売上高の1000分の1ずつを拠出することで、不足分を補いたい意向だ。
独政府は先月26日、共同基金の設立法案を閣議決定した。法案では、補償対象はユダヤ人に限らず東欧やロシアなどの被害者全員としている。しかし、別枠ですでに補償金を受け取っているユダヤ人らに対しては、その分を共同基金による補償額から差し引く方針を打ち出しているため、被害者側が反発。1日まで2日間、ワシントンで開かれた協議は最終合意に至らなかった。次回協議は今月中旬にベルリンで開かれる。
[毎日新聞2月3日] ( 2000-02-03-09:40 )