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http://www2.odn.ne.jp/jrcl/topics/200001jr.htm
権力内謀略グループによる
JR“爆発物”謀略を粉砕せよ!
JRの労働者のみなさん、労働者・学生・市民のみなさん。
昨年暮から年頭にかけて、JRの車両・駅・施設を狙った奇怪な爆弾事件が、相ついでひき起こされました。
新幹線こだま415号のゴミ袋爆発事件(12月24日、大阪府摂津市)、埼玉県浦和駅構内のコインロッカーに爆発物が仕掛けられた事件(12月27日)、そして茨城県東海村のJR東海駅前に爆発物が放置されていた事件(1月6日)。
しかも、このほかにも、奇怪な事件が連続的に発生しているではありませんか。かの「神戸児童殺害」事件を真似したかのような、12月21日の京都市伏見区の小学校での男児殺害事件。また、暮には、東京・蒲田で予告つきで東京電力の変電所が放火されたのでした。
これらは一体、誰が何のためにひき起こしているのでしょうか。
ゴミ袋が爆発したJR東海大阪
第一車両所(鳥飼基地) イケニエ男の“逮捕”
警察は1月11日に、JR東海駅前の事件の容疑者として、39歳の「カフェイン常習者」を逮捕しました。そしてこの男の「自供」を得たとして、警察は今日では、新幹線ゴミ袋事件も浦和駅コインロッカー事件もすべてこの男一人が行なったと発表しています。
だが、警察のこの発表ははたして事実なのでしょうか?
そもそも、臨界事故を起こしたJCOを爆破しようとしたが、あきらめて爆発物をJR東海駅前に放置したというこの事件は、多くの疑惑に満ちています。
火薬とリード線と発火装置をバラバラにしてこれ見よがしに駅頭に並べた事実。しかも現場には「犯人」の身元を証明する健康保険証・年金手帳がわざわざ残されていたとされていること。そしてその場でわざわざ警察に「犯行電話」をかけたこと。また男は「自殺」を図ってみせて病院にかつぎこまれ、そこで逮捕された事実。さらに男は爆弾製造にかんするマニア向け雑誌を多数所持していたとされていること。−−誰が見ても、わざと大仰に騒ぎたててみずからすすんで逮捕されたとしか思えないのです。
しかも警察によれば、この男は逮捕の直後から新幹線の事件も浦和の事件も全部「自分がやった」と供述しはじめた、従って一連の事件はすべて“スピード解決”したというのです。だが本当は、警察がこの男にすべてをなすりつけ、イケニエにしたのではないでしょうか? そして本当の犯人は別に存在しているのではないでしょうか?
事件は謀略グループの仕業だ!
これら一連のJR“爆弾”事件は、けっして一人の頭のおかしい男が東奔西走して引き起こしたものではありません。明確に政治的狙いをもって、特定の謀略的な集団が暗躍していることを推測するべきなのです。つまり、JRの労働運動を弾圧していくために、国家権力内謀略グループは、新幹線の“ゴミ袋”爆弾事件と浦和駅コインロッカー爆弾事件を仕掛けたのです。そして、警察のヒモつきになっている39歳のカフェイン常用の中毒患者に、JR東海駅前で“爆発物放置”を演じさせて逮捕し、一ぺんに三つの地域の違う爆弾事件を追認させ、社会的疑惑をモミ消したのです。
ネオ大政翼賛会につき進む〈自自公〉政権
これらの世上を騒然とさせている諸事件は、日本の経済的危機の深まりと政治体制の強権的波の高まりのただなかで、意図的につくられている−−このことを私たちは警戒しなくてはなりません。
小沢一郎や亀井静香などのネオ国家主義者が実質上主導している〈自自公〉三党連立政権は、鳩山の民主党をもまきこんで、いまや日米共同の戦争遂行体制づくりに狂奔しているだけではなく、憲法改悪にまで突きすすもうとしています。じつに1940年の“近衛新体制”にも酷似した、ネオ大政翼賛会とでもいうべき政治体制が現出し、日本型ネオ・ファシズム的な強権的国内支配体制が着々と築かれているのです。そこでは同時に、特定の政治エリートの系列と結びついている日本警察官僚の再編がドラスティックにおこなわれているのです。そしてこれらの背後には、アメリカのCIAによって、日本国家暴力装置の再編が追求されていることも疑いのない事実なのです。
皆さんもう一度、想起しましょう。
JRでは、96年には、三鷹電車区から盗まれた防護無線を使った(と装った)大規模な列車運行妨害事件や線路への置き石事件がひき起こされました。97年には、「CAF」「COBOLT」などの落書きが、車両やJR施設に大々的になされた。さらに98年には、コンピューター事故(を装った)による列車運行の遅れが連続的に発生したり、99年になってからは、トンネル側壁の「崩落事故」が、JRのすべての線区で連続的に発生しています。これら96年いらいのJRで発生した数々の「事故」や「列車運行妨害」事件の背後に、権力内謀略グループの魔手をみてとり、事件の謀略性を直観することこそが、いまなによりも必要かつ重要ではないのでしょうか。
JRの労働者のみなさん、すべてのみなさん。
いま企まれているあらゆる謀略攻撃にたいして警戒心を高め、謀略をけっして許さない反撃の体制を職場からつくりだしていこうではありませんか。