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原爆開発の「マンハッタン計画」にも参加したフォン・ノイマン博士が中心となって行われ、映画の題材にもなった、1943年のレーダー不可視実験、通称「フィラデルフィア実験」(「レインボー・プロジェクト」)において、偶然にもテレポート現象が発見された。
これについての研究は、その後もモントーク空軍基地において極秘に継続され、数々の成果を上げた。これが「モントーク・プロジェクト」である。
この「モントーク・プロジェクト」に関わっていたという人物がプレストン・ニコルズであり、ブロックされていた記憶は呼び戻され、プロジェクトの全貌が明らかとなった。
「モントーク・プロジェクト」も、フォン・ノイマン博士を中心として行われ、その成果には、マインドコントロール、思考の物質化、年齢遡行、魂の移植、そしてタイムワープがある。
このシステムは、オリオン・デルタ・T・アンテナなど、異星人から供与された技術と、ダンカン・キャメロンという霊能者(超能力者)の力によって動作するもので、簡単に言うと、霊能者の思念が周りのアンテナ、送信機、コイルなどにより現実化するという構造で、最終的にはタイムトンネルを開くことにも成功したという。
タイムトンネルには、ダンカン・キャメロンや後述するアル・ビーレックの他、金髪碧眼の典型的なアーリア人の特徴をもつ、10歳から16歳ぐらいの少年、通称「モントーク・ボーイ」(グレイがアブダクトにより集めてくるともいわれる)が送り込まれ、火星の探査、歴史への干渉などが行われた。キリストの暗殺を謀ってタイムトンネルが開かれたり、紀元6037年にトンネルを開き、廃虚と化した都市(実は火星)にある「黄金の馬の像」に刻まれた碑文の解明に努力を費やしたりしたということである。
また、火星のピラミッドの地下には広大な都市があり、そこには太陽系外からのエネルギー体の侵入を排除する「太陽系ディフェンスシステム」があって、太陽系への異星人の侵入を阻んでいたが、どういう訳かこのシステムのスイッチは1943年に切られたそうである。そのせいで、それ以降、地球への異星人の飛来が増大したという。
実は、このスイッチを切ったのはモントークプロジェクトの首脳であり、1943年の火星にタイムワープし、システムの動作を止めたということである。
そして、その指示をしたのはオリオン星人もしくはシリウス星人だという主張もあるという。
1943年のフィラデルフィア実験にある二人の人間が参加していた。ダンカンキャメロンとエドワードキャメロンという兄弟である。
フィラデルフィア実験の最中、機器が停止しなくなり、異状自体に陥った。キャメロン兄弟は、実験船エルドリッジ号の甲板から海に飛び出したが、その先は、1983年のモントーク基地であったという。
そこには年老いたフォン・ノイマン博士が待ち構えており、もう一度1943年に戻り、エルドリッジ号の機械の破壊をするよう命じられたという。
その後、エドワード・キャメロンは1943年に戻り、ダンカン・キャメロンは1983年の世界に留まった。しかしながら、これにより時間軸の消失したダンカンは、加齢速度が加速してしまい、急速に歳を取ってしまった。
プロジェクトグループは1947年時点のダンカンの父親にコンタクトを取って子供を作らせ、1951年に男の子が誕生、既に死んでしまっているダンカンを1963年に戻し彼の魂をその男の子に移植し、新ダンカンとして現在にいたっている。
エドワードのほうは1943年以後も海軍に在籍し、数々の極秘実験に参加したが、「減齢(年齢遡行)実験」により、1927年にアル・ビーレックとして生まれ変わり、現在にいたっているという。
ダンカンもアルビーレックもプロジェクトに参加し、火星に行っており、このプロジェクトの全貌を明らかにしたプレストン・ニコルズの知人でもある。
また、無線機マニアでもあるニコルズが「FRR24型無線機」を譲ってもらおうと、ラインハルト博士という人物にコンタクトをとったが、何とラインハルト博士は、「魂の移植」が行われたフォン・ノイマン博士だったとのことである。
「FRR24型無線機」は「フィラデルフィア実験」と「モントークプロジェクト」の双方で使用されたもので、世界に3台しか存在しないはずであるが、ニコルズの手許には現在4台あるという。これは、フォンノイマン博士が1990年から1930年の自分に向けて無線機を送り込んでいたためであり、無線技術が1930年くらいに飛躍的に進歩するのもこのためだということである。
モントークプロジェクトは1983年に終焉している。1983年のモントーク基地と1943年のエルドリッジ号との間にタイムトンネルがつながってしまい、(キャメロン兄弟が海に飛び込んだら1983年だったという話。) モントークの送信機とエルドリッジ号の送信機が同調してしまった。さらにそんな最中、ダンカンの思考が怪物を産み出してしまい、基地内を歩き回っている。
技術者たちはシステムを止めようとしたが、止まらず、送信機につながる電線を全て断ち切るしかなかった。
この事件以来、基地内の機器は全て狂ってしまい、その後基地は閉鎖されることになった。(基地は表向きには1969年に閉鎖されたことになっている。)
ところで、モントークプロジェクトは近年(1992年時点)再開の兆しを見せているという。
この実験に関わっていたというプレストン・ニコルズによれば、新しいケーブルが引き込まれていたり、近隣で電波障害が起こったりしているという事である。
さらに、数年前の矢追純一のUFO特番でもモントーク基地を取材していたが、やはり、廃虚のはずの基地内の小屋に電灯が点いていたり、新しいケーブルが引き込まれていたり、何気なく警備が厳重だったり、基地内の黒板に最近の日付で何かが書かれていたりしていた。(この特番では、「基地内のガラスにグレイタイプの異星人の姿が写っていた!」ということもやっていたが。)